※アフィリエイト広告を利用しています

動物関係

犬が乾電池を誤飲したら?ボタン電池の危険性と対処法【獣医師解説】

犬が乾電池を誤飲したら?ボタン電池の危険性と対処法




飼い主さんがよく心配して聞いてくることがあります。
「うちの犬が電池をかじって、
中から液体が出てきちゃったんです。
飲んではいないけど、舌が少し傷んでるみたいです。
でも、犬は元気なんですが、どうしたらいいでしょうか?」

これは、すごく危ない状態です。
ワンちゃんが電池を齧って漏れ出た液体は、
ワンちゃんにとって
悪い影響を与えるかもしれません。

今回の動画ではワンちゃんが乾電池やボタン電池を飲み込んだり
噛んだりした場合にどんな危険なことが起こるのか?
などについて解説します。

スポンサードリンク




犬が乾電池を誤飲したらどうなる?

犬が乾電池を誤飲

もし電池を犬が飲み込んでしまったら
胃酸で電池の外側が溶けてしまって
中からアルカリ性の物質が出てきたりすることがあります。

アルカリ性の物質は私たちの体を作っているタンパク質を溶かします
だからすごく危険です。
さらに、電気分解で電池の外側にもアルカリ性の液体ができることがあります。

電池に入っているアルカリっていう成分は、
犬にとっては毒なんです。
これがお腹の中で炎症を起こして、
お腹の中で潰瘍ができたり、胃や腸の壁に穴が開いたりして、
命にかかわる大変な状態になることもあります。

これがもし水銀電池だったら水銀中毒になることもありますから
気をつけないといけません。

だから、犬が電池を飲んでしまったと気づいたら、
すぐに動物病院に連れて行ってください。

犬が安全に過ごせるように、
電池は犬が届かない場所に保管することが大切です。

スポンサードリンク




犬が乾電池をかじったら?

犬が乾電池を齧った

ワンちゃんが
電池をおもちゃだと間違えてかじってしまうことがあります。
そうすると、口の中で液体が漏れてしまって、
化学的なやけどをすることもあるんですよ。

だから、犬が電池に触れないように、
安全な場所にしまっておくことが大事です。
古くなった乾電池は早めに捨ててペットが触れないようにしてください。
おもちゃの電池カバーはしっかり閉じておくといいよ。

スポンサードリンク




犬がボタン電池を誤飲したら?

ボタン電池を齧ったチワワ

腕時計やおもちゃなどに使われるボタン電池は、
乾電池と同様で犬が飲み込むととっても危険です。

ボタン電池と比べて乾電池は大きいから
ワンちゃんが飲み込みにくいです。
でも、小さくてキラキラと光るボタン電池はワンちゃんにとって
興味深いですし、飲み込みやすいから乾電池より危険です。

でも、乾電池と同じで誤飲してしまうと
アルカリ性の液体がのどやお腹を傷つけたり、
穴を開けたりすることがあるんです。

だから、もし犬がボタン電池を飲んでしまったと気づいたら、
急いで動物病院に連れて行きましょう。
そして、ボタン電池は犬が手が届かない所に置いておいてくださいね。

スポンサードリンク




犬が乾電池やボタン電池を誤飲した場合の対処法

対処法

犬が電池を食べたら、大変なことになるかもしれません。
自分で対処しようとせず、
もし犬が電池をかじったり、食べたりしてしまったら、
すぐに動物病院に連れて行きましょう。

もし犬が電池を飲んでしまった場合、
動物病院でどのような処置をされるかお伝えします。

レントゲン

電池はレントゲンにうつります。
だから、レントゲン検査で電池が犬の体内のどこにあるかを確認します。

電池が胃や腸を通過して明らかにウンチとして安全に出そうな場合は、
自然に排出されるまで待つこともあります。

手術中のチワワ


でも、電池が動かなくなり、放っておいたら電池が溶けて
中のアルカリ性の液体が出てきそうだと判断した場合は
内視鏡や手術によって電池を摘出することがあります。

ただ、食道に乾電池がくっついている場合は
お腹を手術で開けて取り出すことができません。
この場合は内視鏡で摘出するしかありません。

そういった意味では電池を飲み込んだ場合は、
速やかに内視鏡設備を備えた動物病院で
診察を受けることをおすすめします。

スポンサードリンク




犬が乾電池を誤飲したら?ボタン電池の危険性と対処法まとめ

まとめ

犬に限った話ではありませんが
電池をかじったり飲み込んだりすることは大変危険です。
電池を犬がおもちゃだと勘違いして飲み込んだり、
かじってしまって中の液体が出てきたりすることもあります。
そうなると、乾電池の中のアルカリ性の物質が出てきて
お腹に穴をあけてしまったりして、
最悪の場合は命を落とすこともあります。

だから、電池を犬が触れるところに置かないようにしましょう。
電池の危険性と対処法