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1次試験

オペレーション効率とは?




中小企業診断士試験1次試験の企業経営理論で
『オペレーション効率』について出題されたことがあります。

マイケル・E・ポーター先生は
企業が卓越した業績を追及する方法は2つしかないといいました。

企業が卓越した業績を追及する2つの方法とは

・オペレーション効率
・戦略

の2つです。

この記事ではオペレーション効率とは何か
解説していきます。

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オペレーション効率とは?

オペレーション効率とは同じかあるいは
似通った活動を競合他社『よりもうまく』おこなうことです。

これに対して戦略とは事業で競争するうえで必要な活動を
競合他社とは『異なるやり方で』おこなうことです。

つまりオペレーション効率は似たようなことを競合他社よりもうまくおこなうことで、
戦略は競合他社と違う方法でおこなうことです。

ここまでを前提に実際に中小企業診断士試験の企業経営理論で
実際に出題された問題の一部を一緒に検討していきましょう。

オペレーション管理
オペレーション効率とは、ライバル企業と異なる活動を効率的な方法で行うことである。
(平成25年度第3問 アの肢)

不適切な肢です。

オペレーション効率とは似たようなことを競合他社よりもうまく行うことでしたね。

アの選択肢は『ライバル企業と異なる』といっているところが不適切です。

オペレーション効率を改善するべく、他社をベンチマークするほど、
企業の活動は似通ってくるので、両社の戦略の差異はなくなる。
(平成25年度第3問 オの肢)

不適切な肢です。

まず『ベンチマーク』という用語が難しいかもしれません。
ベンチマークにはいろんな定義があります。
ここでは『参考にする』といった理解で大丈夫です。

オペレーション効率を改善するために他社のやり方を参考にすると
企業の活動は似通ってくるのは問題ありません。

ですが戦略としては差異がなくなるとはいえません。
そもそも戦略とは他社のやり方と『異なるやり方』ですから。

平成25年度第3問は残りイ、ウ、エの肢ともオペレーション効率に関する問題でした。