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1次試験

ネットワーク組織とは?わかりやすく解説




前回の記事では持株会社と分社化について解説しました。
持株会社とは?わかりやすく解説
分社化とは?分かりやすく解説

今回の記事ではネットワーク組織とはどういう組織なのか、
わかりやすく解説していきたいと思います。

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ネットワーク組織とは?

ネットワーク組織とは

ネットワーク組織とは関係ない2つ以上の会社が緩やかにくっついた組織のことです。
くっついた組織同士は自立していて対等な関係です。

ネットワーク組織は法律用語ではありません。
ですから、実際にはいろんなネットワーク組織が存在します。

なので、具体例もいろいろあるうちの1つだという理解でお願いします。
たとえば、関西の大阪府で一番町工場が多いエリアは大阪府東大阪市高井田地区です。

大阪府東大阪市って工場の数がすごく多いです。
約6000か所あります。

全国4位だそうですよ。

人口密度ではなく工場の密度では全国1位だそうです。
それだけ密集しています。

そしてこの辺の町工場はネットワーク組織に該当します。
従業員が1人とか2人の町工場がたくさんあります。
こういった町工場は個人的なつながりやネットワークがあります。

町工場

どうしてでしょう?
この人たちはずっと高井田地区に住み続けているので
ご近所さん同士です。

もしかしたら飲み会だって開くでしょうし、
小学校や中学校の同級生であったりするわけです。

ですから、社長同士の個人的なネットワークがあります。
すると、どこかの大企業から「部品を作って欲しいのですが・・・」
みたいな話があったら、同じ町工場でも得意分野が違います。

だからなんらかの部品の受注があった時に
ネットワークを活かして得意な町工場が受注を受けたりするわけです。
別な受注が入ったら、またそれが得意な町工場が受けたりするわけです。

もちろん、いろんな人間関係があるでしょうから、
すべての町工場でネットワークができているわけではありません。
ネットワークの崩壊もみられるとのことです。

実際、こちらの研究結果でもそのようなことが書いてありました。
町工場の立面構成に関する研究 〜大阪府東大阪市における町工場集積地域を対象として〜

とはいえ、1つ1つが独立した会社であっても
柔軟にくっついたり離れたりしてネットワーク組織が形成されていたりします。
また、こういったのがネットワーク組織の具体例になります。