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1次試験

ウォーターフォールモデルの長所と短所は?




中小企業診断士1次試験の経営情報システムで
ウォーターフォールモデルの知識を問う問題がよく出題されています。

そもそもウォーターフォールモデルとは
滝が上流から下流に流れていくように逆戻りすることなく順番に開発を進めている方法
のことです。

ウォーターフォールモデルはシステム開発において
何かを開発するときのモデルの1つです。

システムを開発しようと思った時にいろんな工程を
順番に進んでいくことが原則になります。

要件定義

↓ ↓ ↓

外部設計

↓ ↓ ↓

内部設計

↓ ↓ ↓

詳細設計

↓ ↓ ↓

プログラミング

↓ ↓ ↓

テスト

 

といった流れで進んでいきます。

上記の流れを後戻りすることなく進んでいくのがウォーターフォールモデルというのです。

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ウォーターフォールモデルの長所は?

ウォーターフォールモデル

ウォーターフォールモデルは後戻りしません。
だからこそ、工程ごとの作業目的が明確です。

「この工程ではこれをやる」とはっきり決まっているからこそ
「あ、前の工程のあれを忘れた」といった感じの後戻りがなくなります。

工程ごとの作業目的が明確、つまりやることがはっきりしているからこそ、
効率的な開発ができるわけです。
これがウォーターフォールモデルの長所です。

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ウォーターフォールモデルの短所は?

ウォーターフォールモデル

ウォーターフォールモデルは後戻りしません。
でもたとえば契約時にはわからなかった事情が途中にでてきたときに
前の工程に戻らないとどうしようもないことが起きたりします。

そして前の工程に戻ると、その分だけ納期が遅れてしまったり
契約時に決まっていた予算を大幅にオーバーしてしまうという危険性があるわけです。

ウォーターフォールモデルは後戻りしない分
納期や予算が明確になりやすいわけです。

ですが、予定していなかった事情によって後戻りすると
その分だけ、納期が遅れたり予算がオーバーしたりしてトラブルになってしまうことがあります。

これがウォーターフォールモデルの短所です。

ウォーターフォールモデル

それでは実際に中小企業診断士1次試験運営管理に
出題された問題の一部を一緒に解いていきましょう。

ウォーターフォール型開発モデルは、内部設計とプログラム設計の工程を除いて、
ほかの個々の工程を後戻りなく行う方法論である。
(平成18年度第17問アの肢)

不適切な肢ですね。

記事中で解説しましたが、ウォーターフォールモデルは各工程を後戻りしないのが特徴です。

だから内部設計もプログラム設計も後戻りしません。
例外なんてありません。

以上で解説を終わります。