今回の記事ではトマスモアの著書ユートピアを
読んだ時に、内容がすっと入ってくるように
知っておいた方がよいポイントをご紹介したいと思います。
トマスモアの著書『ユートピア』のポイント
トマスモアは『ユートピア』という本が有名です。
1516年に発表されています。
⇒トマスモアの著書『ユートピア』
ところでユートピアは『どこにもない場所』という意味です。
なので、ユートピアというのは架空の場所であります。
具体的には架空の島国が舞台になっています。
ユートピアという架空の島国を通してトマスモアが生きた1400年代後半から1500年代初めの
ヨーロッパ(イギリスなど)を皮肉を込めつつ批判しています。
現実的なヨーロッパを批判しつつも
トマスモア的に理想的な世界を描いたのがトマスモアの著書『ユートピア』です。
トマスモアは当時のイギリスの現実社会を見ていました。
当時のイギリスは私有財産制が急速に発展していっていました。
結果、貧富の差がどんどん広がっていったのです。
そんな世界に嫌気が差したトマスモアは当時のイギリス社会を批判するために
共産主義的な理想社会を『ユートピア』として描いて
社会的な平等を説きました。
このトマスモアのユートピアをマルクスは
『空想的社会主義』だと言いました。
以上のことを理解した上で
トマスモアのユートピアを読んでいただけると
内容がスッと頭に入ってくると思います。
⇒トマスモアの著書『ユートピア』