この記事ではコーンハウザーが書いた『大衆社会の政治』で公務員試験で理解しておいた方がよい重要ポイントについてわかりやすく解説します。
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コーンハウザー『大衆社会の政治』の重要ポイント
知っておいてほしいのが
『大衆はエリートになれない』というところです。
大衆がエリートになれないものというのは2つだけあります。
そこを覚えておきましょう。
(1)操作されやすい社会⇒全体主義社会
(2)操作されにくい社会⇒共同体的社会
の2つです。
1つ目の『操作されやすい』というのは
大衆はエリートにもなれないし
なおかつ、エリートに操作されやすいという意味です。
『全体主義社会』へとつながっていきます。
"2600年の国体=大日本帝国憲法"にある「万機公論に決すべし」という言葉は、一部エリートが全てを仕切る社会主義・全体主義では無く、日本国民の多様性と切磋琢磨で「自由社会」を目指す言葉です。
天皇陛下のもと、国民一人ひとりが独立自尊の気概を持ち、自由に生きていける国、それが本来の日本。
— 名嘉眞 要(なかま かなめ) (@kanamenakama) November 23, 2020
大衆はエリートにはなれません。
ではなぜ大衆はエリートになれないか?というと
全体主義社会というのはカリスマ的支配だからです。
つまりヒトラーとかムッソリーニとかそういうカリスマが出てきて牛耳っている社会が全体社会です。
でも大衆はカリスマにはなれません。
逆にカリスマになれないから大衆なわけですからね。
だから全体主義社会なわけですね。
まず大衆がエリートになれないという前提で
操作されやすい場合は全体主義社会につながります。
理由は全体主義社会というのはカリスマ的支配だからです。
逆に(2)の操作されにくい社会というのは共同体的社会につながります。
共同体的社会は操作されにくいというのもあるのですが、
伝統や慣習によって支配されている社会です。
ということは世襲制だったりします。
普通の人は出世できないわけです。
身分制社会だったりするので。
なので、まず(1)の操作されやすい社会と
(2)の操作されにくい社会と区別する意味で
全体主義社会と共同体的社会を区別するということです。
以上が公務員試験で出題されやすそうな
コーンハウザーが書いた『大衆社会の政治』の重要ポイントで下。
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以上で解説を終わります。