私自身、大学卒業前に
国家公務員1種試験をを目指して勉強に励んでいた時期がありました。
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そのときに苦戦したのが国際関係です。
この記事では学習に苦戦した国際関係の対策と勉強方法について解説します。
公務員試験の国際関係|出題傾向と勉強方法
国際関係という科目ですが、
外国の出来事とか様々な動きが公務員試験に関係した時、
いろんな形で出題されるというところです。
具体的な出題のところから確認していきましょう。
専門科目としては国家一般職においては専門で5題出題されるのが一般的です。
5問のうち1問程度、理論から出題されることが多いです。
地方上級だと専門で2~3問出題されます。
2~3問でしかも理論の出題は少ないです。
様々な分野と関連するところから出題されることが多いです。
ただ国際関係を理解するためには
国際関係理論(理論ということもあります)を把握しておかないといけません。
扱いが難しいのは専門で出題される内容と
教養のところで出題される様々な外国の話とか国際的なもの、
政治経済社会との区別がはっきりとつかないケースもあります。
教養の方では政治・経済社会すべてにおいて
国際関係であったり国際情勢がからんだりします。
また公務員試験は時事的な出題が多いので
教養の方だとTPPとかそういった出題がされることもあります。
逆に専門科目の方が国際関係学などにのっとって
出題されることが多いので、時事的な問題は少ないです。
なので教養科目での様々な世の中の動きを理解しておくために
専門的な内容をおさえた上で現在どうなっているか?把握するという
勉強は大事です。
そういった意味では日経新聞を毎日読むとか
行政書士試験の一般知識で多くの受験生が取り入れているような『速攻の時事』
を読んでおくことも有益です。
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それから教養の方でいうと
世界史や地理でも国際関係ででてくる内容が出題されたりします。
一番単純な間違いの選択肢の作り方は
世界史の選択肢の作り方と同じような感じになります。
国と国との関係でどちらが正しいか?は
見方の違いであって、何が正しいかは
場合によってはいえないこともあります。
でも過去に起きた事実関係だけは
はっきりとしているので
それが正しいか間違っているか?という問題は作ることができるわけです。
そういう点でいうと、世界史(ヨーロッパ史など)と
国際関係の問題はリンクしていると考えてもよいでしょう。
たとえば
以下の文章は正しい?間違ってる?
(問題)1970年代に固定相場制から変動相場制に移行した原因は
イランイラク戦争がきっかけ。アメリカが軍事のために
お金をいっぱい使ったためだ。
答えは×です。
イランイラク戦争をベトナム戦争に訂正したら正解になります。
こんな感じで世界史とか経済学の知識があれば解ける問題が国際関係から出題されたりします。
ドル=ショック ……… 1971年。アメリカの貿易収支の赤字転落とベトナム戦争による軍事費増大から、信用力低下による米ドル危機が不可避となり、ニクソン大統領は米ドルと金の交換を停止する。米ドルを中心とするブレトン=ウッズ体制は崩壊し、73年以降先進国は変動相場制に移行した。
— Sudirman (@Sudirma85864448) November 22, 2022
ただ最近の傾向でいくと
国家一般職の専門の5題のうちの1題が
英語の資料から答えさせるような問題が出題されたりしています。
英語が苦手な人にとってはやっかいです。
国際関係はちょっとトリッキーな科目です💦
問題に英文が含まれていたりして、人を選びます。
英語も国際関係も強い人にはいいですが、科目的に求められる知識・要素が多いですね。
オススメの科目と捨て科目については合格ノウハウ内で詳しく解説しています🔥#公務員試験 #論文
— カズ@公務員試験合格のプロ (@qP6TbgporeUN411) December 14, 2022
英語自体はそこまで難しいわけではありません。
ただ厳密に読み込もうとすると難しくはなります。
なぜなら言い回し、解釈によっていろんな読み取り方ができてしまうためです。
とはいえ大意はわかりやすいです。
大意は世界史の知識があればさらに正答率が高まるような問題が多く出題されています。
こういう風な形で専門科目の国際関係が出題されています。
勉強方法としてはまずは国際関係理論から勉強しましょう。
地方上級では出題が少ないといっても
理論の理解がないと経済や社会などと国際関係とからんだ問題に太刀打ちできなくなるからです。
なのでとにかく理論から勉強するようにしましょう。