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一般知識

森岡清美による家族の分類

森岡清美 家族




以前、マードックの家族の分類について解説しました。
マードックによる家族の分類

今回の記事はその続きになります。
森岡清美による家族の分類についてわかりやすく解説します。

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日本の家族の類型|森岡清美

マードックによる家族の分類

(1)核家族
(2)拡大家族
(3)複婚家族

でした。

では日本の家族の類型はマードックの分類が
そのまま当てはまるのでしょうか?

日本に複婚家族があってはいけませんよね。

一夫一婦制は日本の常識です。
でも世界的に見ると一夫一婦制以外の形態もあります。
一夫多妻制をとっている国もあります。

一夫多妻制が合法の国(イスラム教徒のみ)として

・エリトリア
・インド
・フィリピン
・シンガポール
・スリランカ

などがあります。

一人の夫と複数の妻です。
逆に一人の妻に複数の夫という一妻多夫制もあります。

一妻多夫制が合法の国(一部の民族のみ)として

・インドのトダ族
・ナイジェリア
・ネパール
・ブータン
・スリランカ

そういうのを複婚家族といいます。
夫や妻が複数の配偶者と結ばれているのを複婚家族といいます。

だからマードックの分類から複婚家族をなくして
拡大家族を日本の家族の実情に合わせて2つに分けました。

日本の家族の分類は森岡清美さんの分類です。
清美(きよみ)さんといっても女性ではなく男性です。
ジェントルマンです。

森岡清美の分類によると
マードックが分類した核家族は夫婦家族になります。
名称は違いますが形態としては同じです。
夫婦のみでもいいし、夫婦と未婚の子供からなるのを夫婦家族といいます。

先ほど解説したように日本では複婚家族はあってはいけません。
一夫多妻制とか一妻多夫性は日本では重婚罪で違法となります。
だから拡大家族を日本の実情に合わせて森岡清美は2つに分けます。

拡大家族を森岡清美は

(1)直系家族
(2)複合家族

の2つに分けました。
1つは直系家族です。
おじいちゃん、おばあちゃんの子供の中で
長男が1人実家に残る。
長男が配偶者をめとって孫をなしていく。
これは日本の戦前の家制度。
たとえば東北は長男を後継ぎにする家庭が多かったようです。

代々その家を継承していきます。
おじいちゃん、おばあちゃんの中の長男が家に残って
配偶者をめとって孫をなしていく。
世代的に縦に連結するけど、長男を中心とした拡大家族。
これを直系家族といいます。
日本の伝統的な家制度が直系家族に該当します。

これに対して複合家族があります。
複合家族というのはおじいちゃん、おばあちゃんの子供の中で
長男だけでなく、次男や三男も家に残る。
そして長男以外の次男、三男も配偶者をめとって孫をなしていく。
そうすると直系家族よりもさらに大きな大家族になります。

長男を中心とする拡大家族は直径家族。
長男以外の次男や三男も含めた形で大家族になっていくのを複合家族といいます。

ということで

森岡清美による家族三分類とは

(1)夫婦家族
(2)直系家族
(3)複合家族

ということです。

森岡清美による家族の分類とマードックの比較

・核家族⇒夫婦家族
・複婚家族⇒×
・拡大家族⇒直系家族(家制度)と複合家族

となります。

以上で解説を終わります。