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ファヨールの6つの企業活動についてわかりやすく解説

ファヨール 6つの企業活動




この記事ではファヨールの6つの企業活動について
わかりやすく解説していきます。

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ファヨール6つの企業活動

ファヨール 6つの企業活動

経営学ではファヨールっていいますが
行政学では『フェイヨール』といわれたりします。
でもファヨールとフェイヨールは同一人物ですので
間違いのないようにお願いします。

ファヨールはフランス人です。
以前解説したテイラーと同じ時期くらいに活躍していた人です。
テイラーの科学的管理法をわかりやすく解説

ですが、ファヨールはアメリカでは流行りませんでした。
理由としてはテイラーがいたからです。
ただ時代が遅れてファヨールの管理法が知られるようになってきて
結果として経営管理といわれるものであれば
テイラーとファヨールの二大巨頭がいるといわれていくようになりました。
ファヨールの管理過程論とは?わかりやすく解説

それからファヨールは『産業ならびに一般の管理』という本を書いたことでも有名です。
現在では『アンリ・ファヨールの世界』という本で見ることができます。
アンリ・ファヨールの世界 [ ジャン・ルイ・ポーセル ]

『産業ならびに一般の管理』の中で
企業活動といったものがどういったことを活動していくのか?
というのを6つに分けるということをやっていきます。

それが今回のテーマであるファヨールの6つの企業活動です。

以下詳しく解説していきます。

ファヨールの企業活動(1)技術活動

1つ目は『技術活動』です。
技術活動というのは何か物を生産したりとか
加工したり製造したりする活動のことです。

ファヨールの企業活動(2)商業活動

2番目は商業活動といいます。
商業というわけですから物を売ったりとか
あるいは原材料を買うとか何か物を交換するような活動が
商業活動に該当します。

ファヨールの企業活動(3)財務活動

3番目は財務活動といいます。
財務活動は財務というだけあって資本の調達などが該当します。
当然、企業が活動していくためにはお金が必要です。
だから資本の調達であったりとか資本の運用などをやっていくのが財務活動になります。

ファヨールの企業活動(4)保全活動

4番目は保全活動です。
環境保全という言葉ご存じですか?
環境保全の『保全』と同じ意味です。

生産設備であったりとか
従業員の保護を扱っていくのがファヨールのいう保全活動です。

ファヨールの企業活動(5)会計活動

5番目は会計活動です。
会計といっているわけですから、
ここでやっていくのは財産目録を作るとか貸借対照表を作るとか、
原価計算をやるとか、そういったもろもろの会計活動になります。

ここまで挙げた5つの活動の共通点とは?

ここまで5つ挙げました。

5つの活動とは

(1)技術活動
(2)商業活動
(3)財務活動
(4)保全活動
(5)会計活動

のことです。

共通点は何か?といったら扱うものがお金であったりとか
原材料であったり、企業が作った財であったりとか、
そういったものを扱う活動という点でしょう。

抽象度を挙げると
6つの活動のうちの5つは
共通点としては全部5つともモノを対象とした活動ということです。

ファヨールの企業活動(6)管理活動

6番目は管理活動です。
ファヨールは6番目の管理活動が一番大事だと言っています。
あえて1~5番と6番を分けて書きましたが、
6番で対象としていくのはモノではありません。
そこの企業で働いている従業員を対象とした企業活動になっていくのが管理活動です。

なので1~5番と違って6番目の管理活動というのは
ヒトを対象とした活動であるというふうに言っていきます。

そこが1~5番の活動と6番の活動の違いになってきます。
1~5番はモノを対象とした活動で6番はヒトを対象とした活動ということで
大きく分けることができます。

管理活動とはどんな活動か?

管理活動とは

(1)技術活動
(2)商業活動
(3)財務活動
(4)保全活動
(5)会計活動

という各企業活動をまとめていく活動のことです。

管理活動を誰がやるか?というと
当然管理というわけですから、
会社の中で言ったら偉い人、
社長とか取締役がやります。

そんな感じで偉い人がやっていく活動が管理活動だということです。
しかもファヨールは逆に管理活動はやらないといけないとさえいっています。

そこでファヨールは管理活動を中心でやっているのか
日常的な業務を中心にやっているのか
調査していきました。

その結果
社長とか取締役とか部長といった上級職になると
管理活動の比率が増えているということがわかりました。
今で考えたら普通のことでしょうけど、
ファヨールの時代だと新鮮な情報だったようです。

たとえば会社の取締役、社長であれば
やっていることのうち約50%が管理活動だといわれます。

このように書くと「50%って少なくない?」
って思われがちです。
実際、ファヨールがやった調査によると
実際の現場の作業車層と呼ばれる人たちが行う管理活動は
約5%だったんだそうです。
でもだんだん偉くなっていくにしたがって
管理活動の比率が高くなってきて取締役や社長レベルになると
約50%が管理活動をやるようになるといわれています。

ところで管理活動ですが
必ず覚えないといけない5つの機能があります。

5つの機能については次の記事で解説します。