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1次試験

インセンティブ強度原理とは?わかりやすく解説

国民純生産の求め方




この記事ではインセンティブ強度原理とは
どういう原理なのか、解説します。

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インセンティブ強度原理とは?

インセンティブ強化原理ってどんな原理なのでしょう?
まずは執行役員などの
会社の中でもかなりトップの立場の人を想像してください。

インセンティブ強度原理

たとえば、たくさん店舗があるラーメン屋さんだったら、
いろんな店舗を自由に見回りながら、
店長に指導したりできる立場の人です。

こういった立場が上の人であればあるほど
インセンティブ(報酬)を最大に与えるべきだという考え方が
インセンティブ強化原理です。

インセンティブ強化原理では逆に立場が下の人間であればあるほど
インセンティブを減らした方がよいと考えます。

ちなみにインセンティブは前回の記事で解説した『誘因』に
あたりますね。
組織均衡論とは?わかりやすく解説

以下の式をご覧ください。

お給料=固定給+歩合×成果

この式は業績インセンティブ制度の式です。

もし歩合が限りなく0に近づいたらどうなるでしょう?

どんなに仕事を頑張って
ノルマを達成してもお給料は限りなく
固定給のみになってしまいますね。

逆に固定給は少なくても歩合が大きいなら
ノルマを達成すればするほど
全体のお給料はどんどん上がるわけです。

で、ノルマの達成は
自由裁量権のある立場が上の人ほど有利でしょう。

自分の好きな時間帯にいろんなところに
営業に行ったり、部下を指導して頑張らせたりできますから。

なので立場が上の人ほど
固定給を減らしつつ歩合を大きくした方がよいでしょう。

逆に入社したばかりのような立場が下の人ほど
ノルマ達成が難しいわけですから
固定給を大きくして歩合を減らした方がよいでしょう。

こういった考え方がインセンティブ強化原理です。

ちなみに歩合が0だったら、
どんなに成果をあげても固定給のままで
お給料は変化しません。

こうなると誰もノルマを達成しようと
頑張らなくなってしまいます。

なので結果の出せる立場が上の人には
固定給を減らし歩合を大きくした方が
会社全体として利益が大きくなる可能性が高くなる
わけですね。

以上でインセンティブ強化原理に関する解説を終わります。