1次試験

官僚制の逆機能について事例を挙げてわかりやすく解説




前回の記事でウェーバーの官僚制論について解説しました。
ウェーバーの官僚制論についてわかりやすく解説

ウェーバーさんがいった官僚制論は
いい意味での話でしたね。

ところが、マートンさんは
「前回解説したウェーバーの官僚制は基本的にはよい考え方だけど、
状況によっては悪い方向に働くこともありますよ」
と言ったんです。

これを官僚制の逆機能といいます。
逆機能=弊害です。

今回の記事では官僚制の逆機能について事例を挙げながら
わかりやすく解説していきたいと思います。

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官僚制の逆機能を事例を挙げながら解説

官僚制組織というのは時と場合によっては
悪い方向に作用したりするというのが官僚制の逆機能です。

ウェーバーの官僚制論の特徴の1つに文書主義がありましたね。
ウェーバーの官僚制論についてわかりやすく解説

文書主義=マニュアルです。

官僚制の逆機能wikipediaより引用
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%81%E6%96%87%E7%B8%9F%E7%A4%BC)

で、文書主義の逆機能(弊害)として繁文縟礼(レッドテープとも)といって
分厚いマニュアル書を結んでいるのがレッドテープです。
上記画像がレッドテープです。

分厚いマニュアルを結んでいる紐が赤いのでレッドテープで、
マニュアル本が繁文縟礼(はんぶんじょくれい)です。

文書主義の逆機能というのはマニュアルを守ること自体が目的になっているんです。
本来レッドテープは手段でないといけません。

ところがレッドテープで守ること自体が目的になってしまっているわけです。

もっというと、マニュアルに書いてあることはやるけど
マニュアルに書いてないことはやらないとなってしまったりするんです。

たとえばコンビニの店員さん。
マニュアル通りには動いてくれるけど、
マニュアルに書いてない仕事はやってくれなかったりする人もいるでしょう。
これが悪いとは言ってませんよ。

ただ、コンビニで買った商品はビニール袋に入れるという風に
マニュアルに書いてあるとしましょう。

ただ、熱いコーヒーと冷たいジュースを一緒に買ったとしたら
マニュアル通り同じ袋に熱いのと冷たいのを入れてしまう店員さんもいます。

「そんなことしたら、冷たいジュースはぬるくなるし
熱いコーヒーもぬるくなっちゃうよ!」と思いますが、
マニュアル通りには動いてくれるわけです。

でも、それ以上のことはやってくれない可能性が高いです。

で、お客さんが「一緒に入れるな!」と怒ったら
お客さんが怒った時用のマニュアルを実践し店長さんを呼ぶかもしれませんね(苦笑)。

ともあれマニュアルというのは
目的を達成(売り上げアップとか)のための手段のために存在しているのであって
マニュアル(ルール)を守ることが目的になっていたりします。

そうすると新しい発想って生まれにくくなってしまうんです。
つまり官僚制の逆機能によって新しいアイデアが出てこなくなったりします

以上で解説を終わります。