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1次試験

ウェーバーの官僚制論についてわかりやすく解説




ウェーバーは官僚制の体系的研究の創始者です。
官僚制論の考え方は行政機関だけでなく民間企業でも利用されています。

今回の記事ではウェーバーの官僚制論について解説します。

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ウェーバーの官僚制論

現代において官僚制とか官僚という言葉を聞くと、
政府VS官僚
みたいなイメージを持つ方もいるかもしれません。

ですが、ウェーバーの官僚制論における官僚制は、いい意味で使っています。

ウェーバーの官僚制論の特徴は

・規則による明確な「権限」
・文書主義
・専門知識の必要性と資格任用制
・ヒエラルヒー(階層)構造

などがあります。

文書主義というのはマニュアルと同じような意味で、
専門知識の必要性と資格任用制というのは各仕事が専門化されているということです。

それからヒエラルヒー(階層)構造というのは
階層に分かれているという意味で
ピラミッド型の階層をいいます。

つまり、ウェーバーの官僚制論によると
マニュアルが存在してそれぞれの仕事が専門化されていて
ピラミッド型の組織で権限が明確になっている、
こういうのが官僚制の組織だ
ということです。

そして、マックスウェーバーは

・規則による明確な「権限」
・文書主義
・専門知識の必要性と資格任用制
・ヒエラルヒー(階層)構造

という特徴を持つ組織を官僚制組織といって
上記のような特徴をとれば、合理的、合法的な組織になるだろうと考えました。

そして、

ウェーバーの官僚制論の考え方をとると

・専門化された集団がマニュアルを使って動くので人の区別をせずに奉仕する「没主観性」
・専門化された組織がマニュアルに従って動くため判断基準を定量化・数値化する「計算可能性」

の2つの特徴があると考えることができるでしょう。

ちなみにウェーバーは官僚制論以外にも
社会学において、多大なる功績を残しています。
ウェーバーの理解社会学についてわかりやすく解説