・文化とは何か?
・社会学者のタイラーとリントンによる文化の定義の違い
などについてわかりやすく解説していきます。
文化とはなにか?定義
まず文化とはなにか、文化の定義から解説していきますね。
文化は英語だとcultureです。
ラテン語のcultusからきています。
・培養
・栽培
・耕作
などの意味があります。
英語のcultureには文化以外に意味があることからもわかるように
文化という言葉にはいろんな意味があります。
でも、一般的には文化とは『人間が社会の構成員として獲得する
精神的な活動であったり生活様式の全体のこと』です。
別の言い方をすると文化とは人間が生まれる前である先天的でなく
生まれた後である後天的に獲得して発達させるもののことです。
また文化というのは経験したり学んだりする中で
獲得され、継承されていくという特徴があります。
さらに文化は1人では作れません。
集団生活の中で作られていくのが文化の特徴です。
日本の良き文化として、"おもてなしの精神""団体行動""手抜きをしない""わびさび"という集団生活を基としたものがあります。Job型が進むのは構わないけど、無理に苦手なやり方を強要し合うのではなく、慣れ親しんだ文化でやっていくのも、多くの益を生み出せるんじゃないかね。
— 部田 光一(Torita Koichi)@アクトビズのギャンブラーでカウンセラー (@KoichiTorita) April 5, 2022
ところで文化の代表的な定義をした人は2人います。
・E.B.タイラー
・R.リントン
の2人です。
この2人ですが、どっちがどの定義をしたか
区別できるようにしておきましょう。
社会学者タイラーとリントンによる文化の定義の違い
先ほど文化の代表的な定義をした人は2人いて
・E.B.タイラー
・R.リントン
のことだと解説しました。
どっちがどの定義をしたかどうやって区別したらよいのでしょう?
タイラーは文化と文明を区別していません。
で、タイラーのよる文化(文明)の定義は
『文化とは芸術、信仰、知識、法律、道徳、慣習など
人間が社会の成員として獲得された能力と慣習を含む総体のこと』です。
リントンによる文化の定義は『文化は学習された行動とその成果の統合形態のこと』です。
以上で解説を終わります。