一般知識

ゼノンとエピクロス違いまとめ

ゼノン エピクロス




この記事では

ヘレニズム期に活躍した

・ストア派のゼノン
・エピクロス派のエピクロス

の違いをまとめています。

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ストア派のゼノンとエピクロス派のエピクロスについて

ストア派のゼノンの考え方

まずゼノンやエピクロス派が活躍していたヘレニズム期って
どういう時代だったのでしょう?

ヘレニズム期はだいたい紀元前4世紀あたりで
当時のギリシャがどんどん没落していく時代になります。
ポリスが没落していく中で社会的な混乱が生じました。

社会的な混乱が生じた時にはいつでも
個人の幸せを求める思想が入ることが多いです。
今の日本でもそうだと思います。

「どうやったら幸せになれるか?」みたいな思想がヘレニズム期では流行りました。
そんな時代にまずゼノンが登場しました。
ゼノンはストア派の創始者です。

ストア派はストイックの語源になっています。
そしてストイックといえば禁欲主義です。
なので、ゼノンは禁欲主義の立場に立っています。

そしてゼノンの考え方は禁欲主義なので
欲望を制して理性に従って生きていくことで幸せになれると考えました

その結果として得られる理想の境地のことをアパテイアといいます。
アパテイアとは不動心のことです。
不動心とは何物にも動かされない心です。
不動心を持つことでどんなことが起きても心を動かされず幸せになれるとゼノンは考えました。

エピクロス派のエピクロスの考え方

エピクロスはエピクロス派で快楽主義です。
快楽を求めるということです。
そしてエピクロスは現在のエピキュリアンの語源です。

現在のエピキュリアンは美食家とか食道楽みたいといった感じで
肉体的な快楽を追求する人たちのことを指したりします。

でもエピクロスが主張する快楽主義というのは
肉体的な快楽ではなくて精神的な快楽のことを指します

だから精神的な快楽なので、現在のエピキュリアンとはニュアンスが違っています。
そのことによって得られる理想の境地のことをアタラクシアといいます。
アタラクシアとは心の平安のことです。
これによって人間は幸せに生きることができるといいました。

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ストア派のゼノンとエピクロス派のエピクロスの違いまとめ

まとめ

・ストア派がゼノンで禁欲主義、エピクロス派がエピクロスで快楽主義(精神的な快楽)
・ゼノンはアパテイア(不動心)、エピクロスはアタラクシア(心の平安)

です。

ちなみにヘレニズム期にはゼノンとエピクロス以外にピュロンもいました。
ピュロンは懐疑派の創始者です。
懐疑論というのを組織的に説いています。

ゴルギアスも懐疑論を説いていますが、
組織的に説いたのはピュロンが初めてです。

ピュロンに言わせると「どんなことにも間違いの可能性がある。
でも私たちは間違いの可能性があるのに、物事の正誤を判断しようとする」とのこと。
いったん判断したことでも間違いの可能性があって
それを恐れて私たちは心の動揺を招くとピュロンはいいました。

だったらすべての判断を中止すればいい。
正しいとか間違ってるとか、良いとか悪いとか判断することを一切やめようといいました。
これをエポケーといいます。
これによって私たちは魂の平安(アタラクシア)を得ることができるといいました。

以上で解説を終わります。