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一般知識

ユダヤ教とキリスト教の違いについてわかりやすく解説

ユダヤ教とキリスト教の違い




ユダヤ教とキリスト教ってすごく似ているからこそ
違いが何か?って知りたくなるんですよね。

まったく似てないものに違いも何もありませんからね。
たとえば、犬とカブトムシの違いとか、
そんなの興味ありませんよね。
明らかに違うから。

そんな感じでまったく似てないものに違いを考えることなんてありません。

ユダヤ教とキリスト教は経典に関してはすごく似ているところが多いからこそ
違いについて興味が出てくるわけです。

たとえばユダヤ教とキリスト教だと
どちらも神を信じるという点では共通です。

ではどこに違いがあるのでしょう?
今回の記事ではユダヤ教とキリスト教の違いについてわかりやすく解説していきます。

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ユダヤ教とキリスト教の違い

ユダヤ教の特徴

まずユダヤ教はイスラエルの民族宗教になります。

ユダヤ教の特徴としては

・律法を遵守する(律法主義という形で排他的な性格を帯びる)
・神と人との契約
・選民思想(排他的)

があります。

ユダヤ教においてはユダヤ人というのは神に選ばれた民だという選民思想があります。

そして神はユダヤ人に対して律法を下された。
律法を守るということがユダヤ人と神との契約となります。
旧約聖書にはこまごまとしたことが書いてあります。
たとえば、安息日は働いてはいけないとかもみあげを剃ってはいけないみたいな
細かい戒律があるのですが、こういうのをきちんと守っていくというのが
ユダヤ人の理想的な生き方でした。

ユダヤ教には選民思想があるので
排他的な性格を帯びています。
また律法の遵守というのがあるので、律法主義という形で
形式的な形になっています。

そんなユダヤ教が嫌だということで批判して出てきたのが新約聖書で
これがキリスト教です。

キリスト教の特徴

ユダヤ教のところで解説しましたがキリスト教というのは
ユダヤ教を母体に批判する形で出てきています。

キリスト教はイエスキリストが始めました。
そしてキリスト教の中心概念はアガペーです。

アガペーはギリシャ語で『愛』です。
以前イデア論のところで解説した『エロース』。
エロースもギリシャ語で『愛』を意味します。

エロースとアガペーの違いですが、
アガペーは無償の愛です。
つまり、親が子供に対して抱く愛みたいに見返りを求めない愛がアガペーです。
これに対してエロースは見返りを求める愛です。
有償の愛です。つまり自分を高めてくれるものに対する愛がエロースです。

エロースとアガペーの違い

・アガペーは無償の愛(見返りを求めない)
・エロースは有償の愛(見返りを求める)

です。

話をキリスト教に戻します。

キリスト教には3つの側面がある

・神の愛(父なる神が我々を愛する)
・神への愛(我々が神を愛する)
・隣人愛(お互い同士で愛し合う)

です。

キリスト教の場合には神の前においてはみんなが平等になるので
そういう意味で無差別・平等の博愛を重視しています。
ユダヤ教みたいにユダヤ人だけが選ばれた民みたいなことではありません。

そんなことからキリスト教は世界宗教になっていきました。

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ユダヤ教とキリスト教の違いまとめ

いかがでしたでしょう?

ユダヤ教とキリスト教の違いは

・ユダヤ教は選民思想だがキリスト教は無差別・平等の博愛を重視している

というところがもっとも大きいと思います。

もともとキリスト教はユダヤ教を批判的に捉えて
でてきたものなので、かなり似ているところがあるものの
ユダヤ教が選民思想でキリスト教が無差別・平等の博愛を重視しているという違いがあります。

以上で解説を終わります。