一般知識

プッシュ要因・プル要因とは?わかりやすく解説

プッシュ要因 プル要因




都市の何がダメか?って人が多すぎるところだと思います。

ではどうして人が多すぎるのでしょう?
伝統的にプル要因とプッシュ要因に分けて考えられています。

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プル要因とは?

まずプル要因について説明します。
プルは引っ張るという意味です。
ではどうして引っ張るのでしょう?

1つは仕事がたくさんあるからです。
私は兵庫県の田舎出身です。
田舎は空気がきれいですし、人も少ないし
居心地がいいと個人で気には感じています。

でも田舎って仕事が少ないというデメリットがあります。
たとえば、大手商社なんて都会にしかありません。
そごうとか三越伊勢丹だって田舎にはありません。

田舎だと仕事が少なくて生活ができないので
仕方なく人が沢山いる都市に住んでいる人が多いわけです。

また、都市には文化的魅力があります。
一般的な価値序列として都会の方がかっこいいということになっています。
地方の方が価値が低いと一般的に見られているわけです。

そもそも「田舎者!」って悪口ですよね。
もし田舎者に悪い意味がなかったら
悪口にはなりませんよね。

だから一般的な価値序列でいうと都会の方が文化的に優れているという扱いになります。
だから地方で暮らしていても、高校卒業して大学は都市に行く人が多いわけですね。

ここまでがプル要因の説明になります。

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プッシュ要因とは?

プッシュ要因=押し出されるってことです。
都市と農村を比べると農村の方が子だくさんであることが多いです。
でも子供が沢山生まれても仕事があまりありません。
だから大きくなると都市に出ていかざるを得ないというわけです。

だから都市に人口が集中して問題が生まれるというのは
近代化とともに始まってきました。

たとえばイギリスのロンドンであっても中世だと7万人程度の小さな町でした。
でも少しずつロンドンに人口が集中してきました。
農村から都市に人が集まってきたからです。

ではこんな感じで都会に集まってきた人たちは幸せになれたのでしょうか?
結論としては幸せになれた人もいたでしょうけど、なれなかった人もたくさんいました。

都市に行っても知り合いがいれば
住む場所や仕事を紹介してもらえたかもしれません。
でも、農村にいてもお金持ちになれないから都会に一発逆転を狙って行ったとしても
知り合いがいないから仕事を紹介してもらえませんから仕事がないから
うまきいきません。

そのため都市貧困層が増えました。
特に都市貧困層は19世紀になって拡大しました。
都市人口が急拡大してもかなりの部分は就職できず貧困生活を強いられたからです。

で、都市化がどんどん進むと都市中心部が少しずつ衰退していくことが多いです。
どうしてでしょう?
かつて高度経済成長期の東京都心部は空気も水も汚いし
生活環境としてはひどい場所でした。

昔の工場は都会のど真ん中にありました。
特に石炭で工場を運営していた時代は煙をモコモコ上げて
大気汚染がひどかったです。

水だって工場の排水を垂れ流しですから
川なんて臭くてとても近寄れない状況でした。
そういうわけで都会のど真ん中は空気も水も汚くて人の住むような場所ではありませんでした。
仕事のために我慢して住んでいたような感じです。
でも、住みたいと思える場所ではなかったので
どんどん郊外に出ていくわけです。

人が減ってくると公共施設が老朽化していき税収が下がります。
さらに人が減るとなるとコミュニティーが崩壊していきます。

たとえば東京都千代田区は人口が減っていた時期があります。
最近は人口が増えてきています。

一昔前までは都会の中心部は人の住む場所ではありませんでした。
今は工場がどんどん郊外に出ていき、排水対策、大気汚染対策の効果もあり
空気もかなりきれいになりました。そんなこともあって人口が増えてきたのでしょう。

代わりに出てきたのがジェントリフィケーションです。

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ジェントリフィケーションとは?

ジェントリフィケーション=市街地の再高級化現象のことです。

都市中心部の方が便利に決まってます。
空気や水が汚いのであれば仕方ありません。

でも、ある程度空気や水がマシになるのであれば中心部に住んだ方がよいでしょう。
都市中心部の貧困地域が再開発され、高級化されていきます。

東京だと六本木ヒルズのあたりとか大阪だとあべのハルカスのあたりとかです。
六本木ヒルズ辺りは少し前までは木造の小さな家がずらっと立ち並ぶような地域でした。
ですが、森ビルがまとめて買い取って大きなビルを建てました。

六本木ヒルズ周辺は昔ながらの貧困地域が残っているので
この辺を歩いていると場所によっては住んでいる層の差が激しくて驚くこともあります。