この記事では選挙5つの基本原則についてわかりやすく解説していきます。
目次
選挙5つの基本原則
選挙の基本原則は公務員試験の教養社会科学の中では
意外に大事です。
すごく基本的なところが聞かれたりします。
行政書士試験の一般知識でも問われる可能性のある知識です。
ですので、しっかりと理解していきましょう。
選挙の基本原則(1)普通選挙
普通選挙と言ったら
25歳男子普通選挙制といったことを
日本史の中でやったかもしれません。
まぁまずは当然ながら「普通選挙法」の実現やな、納税資格を撤廃し満25歳以上の男子に選挙権が拡大した
ここでセットで出て来るのが治安維持法やな、これで「国体」つまり天皇制の変革や「私有財産制度」つまり資本主義の否認をする奴らを処罰するわけや、まぁ半分日本共産党名指しみたいなもんやけど— 雨弓 (@sh_rainbow4810) March 4, 2018
もしくは世界史の中で普通選挙を求める
労働者が起こしたチャーチスト運動について
学んだかもしれません。
おはようございます
🍞☕🍓
良い一日になりますように1838年
ロンドン労働者協会「人民憲章」を発
英国全土でチャーチスト運動が始まる
労働者階級の政治運動
1832年の選挙法改正に不満な労働者
一部商工業者が結束
普通選挙権を要求請願今日の誕生花 石楠花
花言葉 威厳 荘厳 危険 pic.twitter.com/RtxL0Gq2vQ— 藤花 (@_7479989014082) May 7, 2023
では普通選挙っていったい何なのでしょう?
平等選挙の原則とごっちゃになっている方が多いです。
間違えないようにしていきましょう。
・信仰
・性別
・財力
・人種
といったことを選挙権があるかどうかの
判断材料にしない制度のことです。
別の言い方をすると普通選挙とは選挙において
すべての成人が選挙権を行使できる選挙制度のことです。
あるいは一定の年齢に達した国民全員に選挙権が与えられる制度が
普通選挙です。
ところで男子普通選挙制はいつ始まったのでしょう?
1848年です。
世界史の中で1848年は重要な年代です。
もう耐えきれなくなったフランスの民衆たちがもう1回共和制に行こうということで
頑張っていた都市です。
そんな革命が多くのヨーロッパの国々に伝播していきました。
その年にフランスで男子普通選挙制が確立しました。
選挙の基本原則(2)平等選挙
平等選挙はすごく単純。
1人1票が原則の選挙制度の事です。
学歴とか性別とか財力などでの差別がない制度が平等選挙になります。
ただ今は投票における価値的な平等、つまり1票の価値をも
要請されています。
これは憲法の平等権にも関係しています。
たとえば2009年衆議院選挙は2.3倍の格差を持っていて違憲状態であるということが
2011年3月という大地震のさなかに判決がおりました。
2009年衆議院選挙が格差2.3倍で違憲状態との判断、ずいぶん思いきった判断だと感じたのは私だけでしょうか?詳細かまだわからないけど。
— EMP対策 電磁シールド研究所 石川裕也 (@tcomprehense) March 24, 2011
【1票の格差】
衆院選の1票の格差(2.30倍)の要因を1人別枠方式にあるとし、その速やかな廃止を求めた2011年3月最高裁判決を受けて、翌年11月に緊急是正法が成立し1人別枠方式規定を削除、小選挙区定数を0増5減した— ドラえもん名言集2015 (@panchiki_bot) April 3, 2023
選挙の基本原則(3)直接選挙
直接選挙とは選挙権が与えられた
有権者自身が直接候補者に投票する選挙制度のことです。
直接選挙はアメリカ合衆国大統領の選挙を踏まえておきましょう。
⇒アメリカの政治体制についてわかりやすく解説
アメリカでは選挙人が大統領を選ぶので直接選挙ではありません。
選挙の基本原則(4)自由選挙
自由選挙とは投票する人が選挙権を行使する自由を確保する選挙制度のことです。
たとえば投票権を持っている人が「今日、仕事が忙しくて選挙に行けないんだよ」
みたいな場合でも国からペナルティを受けない、
また国から「選挙に行け!」と無理やり捕まえられて
強引に投票所まで連れていかれるみたいなことがないものが自由選挙です。
選挙の基本原則(5)秘密選挙
秘密選挙とは有権者がどの候補者に投票したかが
わからないようにして(秘密にできるように)行う選挙のことです。
以上で解説を終わります。