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一般知識

ウィトゲンシュタインの名言についてわかりやすく解説

ウィトゲンシュタインの名言についてわかりやすく解説




この記事ではウィトゲンシュタインの名言についてわかりやすく解説します。

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ウィトゲンシュタインの名言に何がある?わかりやすく解説

ウィトゲンシュタインの名言


ウィトゲンシュタインは20世紀の哲学の先駆者です。
そしてウィトゲンシュタインは「哲学の問題はすべて言語の問題だ」といいます。
だから言語の論理、文法の正しい理解によって
全部の問題は解決することができると主張しました。

こういう立場に立つものを言語哲学といいます。
20世紀は言語哲学の時代でした。

ウィトゲンシュタインは当時発達した論理学を研究をしていました。
論理にしたがっていることは語り得ること、意味があることで
逆に論理に違反していることは無意味なこと、意味がないこと
みたいな感じで境界を厳密に引こうとウィトゲンシュタインはしました。

では論理とは何でしょう?
簡単にいうと普遍的な文法のことです。
日本語とか英語といった特定言語の文法ではなくて
どんな言語であってもそれに従ってなければ意味をなさない、
そういう普遍文法みたいなものを論理だと思ってください。

論理を明らかにすることによって語りえることと語りえぬこと、
つまり意味があることと意味がないことの境界を引こうとしました。
そしてウィトゲンシュタインの名言として
語りえぬものについては、沈黙しなければならない」という言葉があります。
どういうことか?というと、『意味がないことについては黙りなさい』という意味です。
従来の哲学に対する批判を言っています。
暗に昔の哲学のことをディスっているわけですね。
「意味のないことを言ってんじゃねーよ!黙っとけ!」ってね。

従来の哲学というものは論理がわかっていませんでした。
だから語りえぬことを語りえることだと錯覚して
言い換えると、意味がないことを意味があることだと錯覚していたってことです。

よくこんな人いますよね。
自分は分かった気になってて
かっこつけて物を言っているけど、
実はまったくわかってないって人。
ちょっと残念な人のことですよ。

そんなような感じのことです。

だから哲学的問題が深く、
そして解決が難しく見えるのはそれが難しいからではなくて
単に意味がないからだってことです。
だからこれからの来るべき時代の哲学というものは
従来の哲学というものをすべて意味がない、無意味な問いかけとして切り捨てて
そして私たちの概念的な混乱を取り除く。
そのために言語を分析して論理を明らかにしていく。
これが大事なんだとウィトゲンシュタインは主張しました。
こうやってウィトゲンシュタインは新しい哲学のあり方を示しました。

以上で解説を終わります。