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一般知識

老子の名言と意味をわかりやすく解説

老子 名言 意味




この記事では老子の名言と意味をわかりやすく解説します。
ただ、老子の名言の意味を理解するためには
まず前提知識が必要になります。
なので、先に老子について簡単に説明させていただきます。

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老子の名言と意味

老子の考え方

老子

孔子は儒家の祖でしたが、今回解説する老子は道家(どうか)の祖です。
孔子の仁と礼についてわかりやすく解説

『自然の道にしたがってありのままに生きる』ことを理想とするのが道家になります。

逆に儒家の人たちが言っていた
人為的なこと、作為的なことは道家では排除します。
そういう人間が作った決まりとか約束事みたいなものは
道家では排除します。
道家は自然の道に従ってありのままに生きていく。
この自然の道ということで『道』家っていうわけです。

『道(みち)』なのですが、老子に言わせると
言葉で説明したり概念で捉えたりすることができません。
ただ、簡単にいうと宇宙を貫く法則が『道』です。

これに従って人為的なこと、作為的なことを排除して
自然に生きていく。
これが道家の老子の理想になります。
このことを無為自然(むいしぜん)といいます。

そして国みたいな大きなものも作らずに
小さな国で少ない民で生きていく。
つまり自給自足の村社会みたいなところで生きていくというのを
理想と考えて、このことを小国寡民(しょうこくかみん)といいます。

以上が老子の考え方になります。

老子の名言と意味について

老子の名言

上善如水(上善水の如し、じょうぜんみずのごとし)

があります。

上善水の如しはお酒の名前でもありますが、
老子の有名な名言の1つです。

老子の名言『上善水の如し』の意味は

非常にすぐれたものというのは水のように自由自在なものだ。
それが道に近いのだ。

です。

それから

老子の名言として

大道廃れて仁義あり(たいどうすたれてじんぎあり)

があります。

『大道廃れて仁義あり』の意味は
私たちが道というものを見失ってしまった。
だから仁とか義といった儒家の人たちが言っているような
人為的なこと、作為的なことを言わざるを得なくなってしまう。
でも、元の自然の道にしたがってありのままに生きていけば
儒家の人たちが言っているような仁義なんていらない。
孔子の仁と礼についてわかりやすく解説
決まりとか約束事とか規範なんていらないんだ。
これが『大道廃れて仁義あり』の意味になります。

これらの名言は有名なので
できたら覚えておいても損はないでしょう。

以上で解説を終わります。