参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
以前、完全競争市場で情報の完全性について解説しました。
⇒完全競争市場の4つの条件についてわかりやすく解説
情報の完全性というのは売る側と買う側それぞれが
商品に関する情報をよく知っているという状態のことです。
ただ現実社会において情報の完全性を満たすことって
ほとんどないでしょう。
商品を作って売る側は、
その商品のことをよく知っているはずです。
でも買う側は、商品の情報を完全に把握することなんて
できるはずがありません。
お店側が商品の裏情報を隠すことだってあるでしょうから。
こういったケースのことを情報の非対称性といいます。
この記事では情報の非対称性について具体例を使って
解説していきたいと思います。
情報の非対称性について具体例を使って解説
情報の非対称性とは売り手と買い手で情報に
差がある状態のことです。
具体例を挙げてみます。
売り手を就職活動中の学生
買い手を会社の人事部としましょう。
で、就職活動中の学生は面接に行きました。
学生は自分の情報を一番知っていますね。
たとえばどれくらいやる気があるのか
過去、バイトで懲戒解雇されたことがあるとか
犯罪歴があるとか、会社側に言いたくない情報を
学生は知っています。
でも会社側はその学生がどんな人なのかわかりません。
こんな感じで学生と会社側ではその学生に関する情報に
差があるわけです。
これが情報の非対称性です。
以上で解説を終わります。