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一粒万倍日の由来についてわかりやすく解説

一粒万倍日 由来




ツイッターを見ていたら、一粒万倍日というワードがトレンドに上がっていました。

そんなこともあって、
「一粒万倍日の由来って何なんだろう?」
と気になっている方が多いと思います。

そこでこの記事では一粒万倍日の由来について解説します。

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一粒万倍日の由来

2022年の一粒万倍日は1月14日みたいですね。

上記ツイートみたいな感じで
いろんな方が一粒万倍日を取り上げています。
それくらい、一粒万倍日が日本人の間で定着してきているということでしょう。

そもそも一粒万倍日とは『一粒の籾が万倍もの稲穂になる』という意味です。
投資でいったら1円投資したら1万円になって戻ってきたみたいなイメージでしょう。

ただ一粒万倍日という言葉ができた由来を調べてみると相当大昔です。
なのでリターンの高い投資みたいな言葉なんてありません。
大昔の日本人の多くは農業をやっていたわけで、
そんなこともあって、例え方も農業チックになるわけですよ。

だから「農民が一粒から万倍の稲穂ができた」みたいな例えに
共感できたのでしょう。

「所詮、一粒でしょ!?そんなに大事なの?」
みたいな疑問を持つ方がいるかもしれませんね。

でも、江戸時代には「粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)」という言葉があったようです。
粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)とは、一粒一粒を育てるのにどれだけ辛くどれだけ苦しいか?
という意味です。

そんな言葉があるわけですから、
一粒を大事にして万倍の稲穂ができたらめっちゃうれしいわけですよ。

現代だったら1円投資して1万円になったら
めっちゃうれしいでしょ!?
それと同じような意味合いになり、これが一粒万倍日の由来になります。

つまり、一粒万倍日という言葉は
大昔の農民が撒いた1粒から万倍の稲穂ができたことが由来となっている
わけですね。

では、令和になった現在でも使われている「一粒万倍日」という言葉を
作った張本人は一体誰だったのでしょう?

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一粒万倍日の言葉の由来の元になった人物の名前は?

色々調べてみたところ、一粒万倍日という言葉が初めて登場したのは
『報恩経』という著作物でした。

ということはつまり一粒万倍日の由来は『報恩経』という著作物であり、
この『報恩経』の作者だと言っても過言ではありませんね。

では誰が書いたのでしょう?
色々調べてみましたが作者は不明でした。

ただ『報恩経』の中でも一粒万倍日の由来になる部分があったので
引用させていただきます。

以下意味がわかる四字熟語様より引用
引用元URL:https://四字熟語.online/ichiryu-manbai/

出家して親を捨てるのは忘恩であるという非難に対して、
一切の衆生(シュジョウ)を棄てないという大慈心をおこすことなのだから、
これこそ真の報恩であると説いた、『報恩経』が出典とされています。
『報恩経』は『大方便仏(ダイホウベンブツ)報恩経(ホウオンギョウ)』を短くしたのだそうです。

世間求利、莫先耕田者、種一万倍
世間に利を求むるは、田を耕す者に先んずるはなし。一を種えて万倍す。
一粒の籾(もみ)が実って稲穂になると、万倍にもなる。

以上引用終了

上記引用文が一粒万倍の由来です。

ここまでまとめますと、
一粒万倍日とは一粒(ちょっとしたもの)からスタートしたことが
万倍にもなって自分の元に帰ってくるこという意味です。

そんなこともあって、2022年なら1月14日から新しいことを開始するのにふさわしい日だという意味で
令和現在でも残っています。

だから一粒万倍日の今日から宅建試験の勉強を開始するのもよし
なんかのスキルを磨くのもよし、何か新しいことを始めてみましょう。

ただ注意点があります。

一粒万倍日はポジティブなだけではありません。
ネガティブな意味でもあります。

もし一粒万倍日から借金をスタートしたら
万倍になって借金が膨らんでしまうという意味にもなるのです。

あるいは一粒万倍日から友達と喧嘩スタートしたら
仲の悪さが万倍になってしまうということでもあります。

なので、一粒万倍日はなるべくポジティブなことばかり
開始しましょう。
決してネガティブなことを始めないように気を付けてくださいね。