※アフィリエイト広告を利用しています

一般知識

てまえどりはおかしいしうざい?効果やデメリットについてわかりやすく解説

てまえどり おかしい うざい 効果 デメリット




「てまえどり」という言葉をよく耳にしますね。
だから気になってこの記事を読んでくれているのだと思います。

話題の言葉っていい意味の言葉もありますけど、
ネガティブな意味での言葉もあります。

たとえばサッカーの長友選手が発現した『ブラボー』なんて
すごくポジティブないい意味での話題の言葉になっています。

逆に当サイトでも紹介していますが
『きまz』はネガティブ寄りの流行語だと思います。
きまzの意味をわかりやすく解説

では今回の記事テーマになっている『てまえどり』は
ネガティブなのでしょうか?それともポジティブなのでしょうか?

かなり微妙な感じになっています。
ある人はポジティブに捉えていますし
ある人はネガティブに捉えています。

どうしてか?については記事を最後まで
ご覧になっていただければわかっていただけると思います。

今回の記事では

てまえどりは

・おかしいしうざいのか?
・効果
・デメリット

などについてわかりやすく解説していきます。

スポンサードリンク




てまえどり(手前取り)とは?

まず『てまえどり』は『手前取り』と書くこともあります。
『手前』と『取り』に分けると理解しやすいと思います。

手前取りだから手前から取るという意味です。
手前にあるものから順番に取ってもらうってことです。

もう少し具体的にいうと
てまえどり(手前取り)とは
商品棚の手前にある食料品を取って買ってもらうこと(買うこと)です。

食べ物には賞味期限とか消費期限がありますよね。
例えば、1月10日が賞味期限(消費期限)だったら
その日までにその食べ物をお店は売らないといけません。

もし売れなかったら
ゴミ箱にポイっと捨てることになります。
廃棄処分ってやつです。

廃棄処分になったらお店にとっては損害ですよね。
例えば100円で仕入れた卵を300円で販売していたとして。
もし消費期限まで売れなかったら
廃棄処分になります。
売れたら300円ー100円=200円の儲け。
でも廃棄処分になったら仕入れの100円の損害になります。

また、卵だって発展途上国の子供にあげたら
一人でも命を救えるわけですよ。
それを捨てるなんてもったいないですよね。

そこで手前取りです。
普通、商品って古いものを一番手前の棚に置きますよね。
それで素直にお客さんも手前から商品を手に取って
買ってくれれば、少しでも廃棄処分の可能性を減らせれるわけです。

でも、お客さんが「もし古い商品を買って
消費期限までに食べきれなかったら捨てなきゃいけないし勿体無い」
って思って、奥の棚(手前のものより新しい商品)を買ってしまったら・・・

お店にとっては廃棄処分の可能性が高まります。

そういった可能性を減らすために
てまえどり」という考え方が誕生したのです。

ちなみに

賞味期限と消費期限の違いは

・消費期限とは日持ちが5日以内の食品のこと
・賞味期限とは5日以上日持ちする食品のこと

です。

スポンサードリンク




てまえどりはいつから始まった?

ここまで「てまえどり」とは何か、解説しました。

では「てまえどり」っていつから始まったのでしょう?
調べてみたところ、
「てまえどり」は2021年6月から始まったようです

具体的には

・農林水産省
・環境省
・消費者庁
・一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会

が一緒になって2021年6月から一般消費者に
働きかけるようになったようです。

スポンサードリンク




てまえどりはおかしい!と反対する人の気持ちとは?

食べ物が期限切れになって廃棄処分を防ぐために考えられた「てまえどり」。
食品ロスに繋がるからみんな実践しているのではないか?
と思いがちですが・・・

でも「てまえどり」という考え方に
反対する人もいます。

では手前取りを反対する人って
どういう考え方をしているのでしょう?

以下のような考え方をしていたりします。
例えば、「てまえどり」をすれば
お店は廃棄処分を免れますよね。
でも、買った本人は自宅で期限までに食べきれずに
廃棄処分になる可能性が高まるわけです。

だからちょっとでも新しい食べ物を買うために
てまえどりをせずに棚の奥から買う人もいます。

逆にそういったちょっとでも新しい商品を買う方であっても
手前の商品が割引されているなら
「じゃ、安い方を買おうかな」
と買ってくれるわけです。

まぁ、食料品を買う側(消費者側)とお店側の双方が
得しないとなかなかうまくいきませんよね。

お店的に廃棄したくないからという理由だけで
「てまえどりでお願いします」って言われても・・・。

お客さん側が消費期限間近の食べ物を定価で買うのって
なかなか受け入れがたいと感じる人も多いのではないでしょうか。

定価で食料品を買うとしたら
やはり消費期限の短いものより
長い方を買いたいと思うのは人情だと思います。
仕方のないことですね。

また、定価で消費期限の短い食べ物を買ってもよいと思ってもですね・・・。
『期限が短い=早く食べきらないといけない』ってことですよね。
ということはてまえどりをして
期限の短い食べ物を買っても食べきれないというリスクもありますからね。

となったら、結局、期限が過ぎた食べ物を
消費者も捨てるということになります。
すると家庭から出る食品ロスの量が増えるということになりますね。

また、『てまえどり』を消費者側が実践すると
一度に大量買いをしづらくなりますよね。
だってより消費期限の短い食べ物だから
一度に買えば買うほど、食品ロスのリスクが高まりますからね。
より消費期限が長い商品を買った方が食品ロスのリスクは低くなることから
理解していただけると思います。

だから『てまえどり』だけで食品ロス問題をなくせるか?
といったらそんなことはないわけですね。

また、てまえどりはおかしい!と反対する人の中には
「てまえどりをしましょう!」
と貼り紙されてたりするのを見て
「強制されてるみたいで嫌だ!」って方もいるようです。

あとは「てまえどり」を推進しているコンビニというのは
自分の店の儲けのために言っているのではないか?
という見方をしている方もいます。

そんなのに乗っかりたくないということです。

また、消費期限が切れて食品ロスになるのは
客側がてまえどりをしないからではなくて
そもそも店側の発注予測のミスが原因なのではないか?
と考えている方もいます。

ただこの反対意見に対しては以下のような反論があります。
ちょうど売り切れるくらいの量しか仕入れないと
もし予想以上に商品が売れた場合に
販売機会を逃してしまいます。
しかも他の店にお客さんを奪われてしまうというリスクがあります。

たとえば、卵入りのサンドウィッチを買いたいだけの人がいたとしましょう。
そしてあるコンビニに行ったらたまたま卵入りのサンドウィッチが売り切れていたとします。
そのお客さんは、次の日まで我慢して
また同じ店に買いに来てくれるでしょうか?
そんなことないですよね。

すぐに他の店に行って卵入りのサンドウィッチを買うと思います。
なので、ちょうど売り切れる程度の数だけ
食料品を仕入れるというのも難しい話なのです。

それからこんな反対意見もあります。
手前に置いている商品というのは
おばさんや子供がべたべた触っている可能性があって嫌だって意見です。

子供が触って元に戻してたり
おばさんが奥の商品を買うために手前の商品を触るというケースもあると思います。

そういうことがあるかもしれないので
てまえどりは嫌だという意見もあります。

スポンサードリンク




てまえどりのデメリット

ここまで解説してきたように
てまえどりにはいろんな反対意見があります。
そんな反対意見は全部、てまえどりのデメリットになるでしょう。

たとえばさっき言ったように
手前の商品っていろんなお客さんが触っている可能性があるから
買いたくないという意見。
これはてまえどりのデメリットになるでしょう。

また手前の商品ほど消費期限は短いです。
しかも奥の消費期限の長い商品と値段は同じだったとしたら・・・
てまえどりをした結果、自宅で期限まで食べきれずに
捨ててしまったら元も子もありませんね。

スポンサードリンク




てまえどりの効果

ここまでてまえどりのデメリットを解説してきました。
でもてまえどりにはいい面もたくさんあります。

まずは精神論から。
てまえどりを意識するだけでも
「食品ロスを減らさなきゃ」って気持ちになりますよね。
だから、「ちょっとでも期限までに食べきろう」
と日々生活できます。

冷蔵庫に消費期限が明日までのものと明後日までのものがあったら
明日までのものを食べようとなるはず。
てまえどりを意識してなかったら
知らぬ間に消費期限が切れていて
捨ててしまうということもあるでしょう。

でもてまえどりを意識していたら
そういった可能性も減らせれるでしょう。

そんな意識のもとに
お店でもてまえどりを実践すれば
お店の食品ロスも減らすことができます。

実際、青森県がした調査によると
小売店で食べれるけど廃棄された食品ロスの原因の95%は期限切れだそうです。

これっててまえどりで防ぐことができますよね。

日本は食べ物が余っているくらい恵まれています。
でも世界では約8億人の人が栄養不足の状態にあるそうです。

栄養不足で苦しんでいる8億人の人々を
救うための一つの手段が『てまえどり』です。

なので、手前の商品はおばちゃんがべたべた触っているから嫌だと言わずに
できればこれからは手前の商品から買うという習慣を持っていただけるとうれしいです。