「カンブリア大爆発(カンブリア爆発)といっても
戦争が起きたりして爆弾によって大爆発を起こしたとかそういう話ではありません。
古代を研究している研究者たちが
古生代カンブリア紀の地層を調査していました。
すると古生代カンブリア紀よりも前の時代の地層では
海藻たいな硬い殻とか骨格をもっていない生命体の化石は見つかるそうです。
でも、硬い殻とか骨格を持つ化石はあまり見つからなかったそうです。
余り見つからなかったということは、逆にいうと少しは硬い殻とか骨格を持つ化石は見つかっているそうです。
これに対して古生代カンブリア紀の地層からは
たくさんの硬い殻とか骨格をもつ生物の化石が見つかったのだそうです。
ということから、今日見られる動物の「門(ボディプラン)」がなく初的に増えたのではないか?
ということでカンブリア爆発とかカンブリア大爆発といわれています。
カンブリア大爆発は今から5億4200万年前から5億3000万年前の間に起こりました。
【カンブリア爆発】/収束
古生代カンブリア紀、およそ5億4200万年前から5億3000万年前の間に突如として、今日見られる動物の「門(ボディプラン、生物の体制)」が出そろった現象。
— amazarashiから学ぶ言葉bot (@AmazarashiWord) September 18, 2022
生物の不思議、地球が46億年まえに登場してから、生物が誕生するまでたった6億年であったし、
今われわれがこうしている6億年前にカンブリア爆発があったのを考えると、
同じ6億年でも変化の激動性というのがすごい。— るしか� (@Rfssica) September 14, 2022
カンブリア大爆発以前は分裂したりとかDNAを交換することによって同じような生命体が生まれるみたいな
時代が何億年も続いていたのではないか?という説があります。
でも、カンブリア爆発という時期に一気に
地球上にある『門(土台となる生命体)』が一気に増え始めたのです。
ではカンブリア大爆発が起きた原因って何でしょう?
獣医師として原因をまとめてみました。
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カンブリア大爆発が起きた原因
カンブリア爆発が起きた原因って何でしょう?
いろんな説があるのですが、生命体が視覚機能を持ち始めたのが
カンブリア爆発と関係しているのではないか?という説があります。
炭素生命体が、視神経を発達させてカンブリア爆発を起こしたように、今は、コンピューターがその視神経、感覚、意思疎通手段を手に入れたわけで、その進化は劇的だから、もうすぐ機械は人間を凌駕すると思っている。
だから、せめて、人間の意味を、歴史を、文化を残していきたいな。できる限り、ね。
— † 霧原めい†[要出典] (@May_Kirihara) September 15, 2022
カンブリア爆発以前の生命体は視覚情報がなかったといわれています。
目が見えなかったということです。
でも古生代カンブリア紀のときに何らかの原因で生命体が視覚機能を持ち始め
目で物事を認識しはじめカンブリア大爆発が起こったのではないか?という説があります。
なぜ目で物事を認識できるようになったらカンブリア大爆発が起こるのでしょう?
・目の前にいる敵を視覚的に認識することができる
・自分の好みの相手を見つけ交配することができる
わけです。
以上のことから目が見えるようになったおかげで
交配するパターンが以前のものとは違うようになったといわれています。
たとえば、目が見えることで敵を避けることで生き延びたり
見た目が好みの相手と交配したりするようになったのではないか?
また、それによっていろんな生命体が誕生したのではないか?
ってことです。
カンブリア爆発によって
生命体の進化が起き始め、目が見えるようになったことで
自分が交配できる相手の種類が増えたり
敵の種類が増えたりしたようです。
自分が生き延びるための能力が高くないと絶滅する可能性が出てきたわけです。
そのためその時代、その場所で適応できない生物は絶滅することになります。
また、カンブリア爆発までの時代は目が見えなかったという説が正しいなら
見た目がたいしたことがなくても交配したりして増えることができました。
現在で言ったら、ルックスが悪くても
みんな目が見えてないから問題なく選んでもらえたってことです。
でも目が見え始めたら見た目が悪いと選ばれなくなったりとかいろいろあったのかもしれません。
逆に見た目のよい特徴がある生命体は増えていき、
選ばれるがゆえに、良い特徴があるものがよりよく進化していきました。
たとえば私は獣医師なので詳しいのですが、
犬でも、攻撃性が高い個体同士をひたすら交配させ
闘犬を増やすっていうブリーダーさんも存在しています。
あるいは体がより小さいプードルをひたすら交配させ
ティーカッププードルを作り出そうとするブリーダーもいます。
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なので、目が見えるようになり見た目が好みの相手とばかり
後輩が繰り返されていくと
生き延びるために必要でないことも
見た目の特徴がどんどん進化していくいうことも起きました。
たとえばクジャク。
クジャクは大きくて派手な羽が生えていますね。
こんなに大きくて派手な羽って生き延びるのに不要どころか
目立つから命を狙われるリスクだってありますよね。
目立つだけでなく大きくて重い羽だから飛ぶのも難しいでしょうから
逃げるのにも邪魔な存在かもしれません。
でも、生き延びるのに意味のなさそうな目立つ大きな羽を持つクジャクが
現代まで進化し生き続けてこられたのはキレイな羽があることで
異性がよってきて交配でき、子孫を作ることができたからです。
だから単純に生き延びるだけなら無駄なものであっても
異性から選ばれるために必要な特徴というのが進化してきたといわれています。
今からざれ言を吐きます。
オスのクジャクの羽が美しいのは
メスのクジャクを惹き付けるため、
それはヒトも同じで、
スポーツを頑張るのも、
勉強を頑張るのも、
突き詰めると異性にモテたいための行動である。
したがって、
今、私はスポーツや勉強に力を入れているのでそういうことです。— 澤 幸哲 (@Youkey511) February 8, 2020
また、トナカイの異様に大きな角だって生き延びるだけなら
そんなに意味ないでしょう。
敵を攻撃するにも合理的な形だとはいいがたいです。
でも、異性から選ばれるために進化してきたといわれています。
トナカイだかなんだかは角を毎年取り替えて(角作るのめっちゃ体力使う)俺ってご飯ちゃんと食えるツエー鹿なんだぜ???\キャーーステキー!/って角で異性にアピールするみたいだけど、ドラゴンも俺ツエーするのに棘とかめっちゃ生やしてアピールしてたらアレじゃないすか
— 蒼烏ぷんこ (@aokarasu2626) August 13, 2014
選ぶ側にたって考えると…RT @kakoi_kazuhiko ハンディキャップ理論ってあるじゃないですか。トナカイのめちゃでかい角とか、生存に不利そうな形質(を、持ってるのに生き抜いてること)が却って異性向けアピールにっていうひねくれた奴。やっぱ行き過ぎると無理?>特化個体は淘汰
— 東海村 原八 (@modelkingdom) January 24, 2013
人間だってオシャレをするのは生き延びるためだけなら無意味でしょう。
でも、異性からモテないかもしれません。
こんな感じで生き延びるためだけなら無駄な見た目であっても
カンブリア爆発によって視覚情報が認識できるようになった結果、
進化するようになっていったという説があります。
以上がカンブリア爆発が起きた原因です。
ただ、あくまでも一説であって確定した情報ではありません。
なので、「へぇ、そんな考え方もあるんだ」程度にとらえていただけるとうれしいです。