今回の記事ではスピノザの神即自然についてわかりやすく解説します。
神即自然の読み方
神即自然の読み方は『しんそくしぜん』となります。
スピノザの神即自然とは?意味をわかりやすく解説
スピノザからいわせると唯一存在する1つの実体は神になります。
つまり、この世界に存在するものはすべて神なんだと主張しました。
この点、デカルトは実体は2つあるって主張し
物心二元論を提唱しましたよね。
ここがデカルトとスピノザの最大の違いになります。
ところでスピノザはユダヤ教徒なので
神はヤハウェ(ヤーベ)になります。
とにかくスピノザにとって神が唯一の実体なのです。
ユダヤ教の神は、「ヤハウェ」です。
神は、「人」です。#ユダヤ教— 武田勝頼と影武者徳川家康って異母兄弟@商売系は御断り! (@H1ZMtCAbyLZF13j) October 30, 2022
この世界におけるあらゆるものは神から必然的に生じたものだとスピノザは考えました。
だからこの世界全体はすべて神が様々な仕方で姿かたちを変えて現れてきていると考えたわけです。
ということでこういったスピノザの考え方のことを『神即自然(しんそくしぜん)』といいます。
神即自然とはどういうことでしょう?
神即自然の神は神様のことです。
即は『イコール』という意味です。
自然は宇宙全体のことです。
なので神即自然とは神様イコール宇宙全体という意味になります。
宇宙全体が神様が様々な形で姿かたちを変えて現れてきている、そういうものなんだということです。
だから私たち自身も神の意味でありますし
あらゆるものが神の一部なんだということです。
そういう意味でスピノザの考え方を汎神論(はんしんろん)といいます。
汎神論(読み方:はんしんろん)とは?
汎神論とはどういう意味でしょう?
あまねくところに神様がいるということです。
なので汎神論とはこの宇宙全体はすべて神様に由来するものだということです。
私たち自身を含めてあらゆるものが神に由来するという考え方がスピノザの考え方になります。
スピノザの神即自然と汎神論についてわかりやすく解説まとめ
・神は神様のこと
・即はイコールのこと
・自然は宇宙全体のこと
なので神即自然とは神様イコール宇宙全体
という意味になります。
汎神論とはそういったスピノザの神即自然からくる考え方で
この宇宙全体はすべて神様に由来するものだという意味になります。
以上で解説を終わります。