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一般知識

ベーコンの4つのイドラについてわかりやすく解説

ベーコン 4つのイドラ




前回の記事ではフランシスベーコンが主張した『知は力なり』について解説しました。

今回の記事では同じくフランシスベーコンが主張した
4つのイドラについてわかりやすく解説します。

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フランシスベーコンが主張した4つのイドラとは?

前回解説した『知は力なり』は自然を観察して
真の知識を得ることが大事だということです。

でもなかなか真の知識を得ることができません。
どうしてか?
理由は私たちは4つの種類の偏見があるからだとベーコンは言います。

イドラというのは『偶像』ということなのですが
私たちの偏見とか先入観を意味します

私たちは4つの偏見・先入観(イドラ)を持っているから
なんなか正しい知識を得ることができないとベーコンは考えました。

では具体的に4つのイドラについてみていきましょう。

4つのイドラとは

(1)種族のイドラ
(2)洞窟のイドラ
(3)市場のイドラ
(4)劇場のイドラ

のことです。

種族のイドラ

種族のイドラとは人間であればだれでももってしまうような偏見のことです。
種族のイドラの例を挙げるとすると『女性は非力だから重い物を持てない』が該当します。

洞窟のイドラ

洞窟のイドラは井の中の蛙大海を知らず
みたいな感じです。
狭いところから発生する偏見のことです。

自分の個人的な性格であったり環境みたいな限られた周辺の状況から出てくるような偏見です。

洞窟のイドラの例を挙げるとすると
「我が家は朝起きたら必ずみんなで食事をとる。
でも隣の一家は朝別々に起きてきて、一緒に食事をしないからおかしい」が該当します。

市場のイドラ

イドラ

市場のイドラというのは言葉の不適切な使用で生じる偏見のことです。
市場のイドラの例としては「隣のクラスの転校生のA君って、前の学校で
暴走族のリーダーだったらしいよ」
「本当に?そんな人がどうしてうちに転校してきたんだろ。関わりたくないね」が該当します。

劇場のイドラ

激情のイドラは偉い人が言っていることであれば
なんでも正しいと思ってしまうような偏見のことです。
たとえばスコラ哲学ではアリストテレスが言っていることは
基本的に正しいと思われていました。

MRI

もう1つ例を挙げるとすると
日本で1番の腕がある脳外科医があなたの家族の脳のMRIを見て
「脳腫瘍がります。この脳腫瘍は手術で摘出が不可能です。あきらめてください」
って言われたら、あなたは「こんな偉い先生が言うんだから本当にダメなんだろ」
ってあきらめるかもしれませんが、それこそが劇場のイドラの具体例です。

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フランシスベーコンが主張した4つのイドラとは?まとめ

以上4つのイドラがあるから
私たちは正しい知識を得ることができないと
ベーコンは主張しました。

以上で解説を終わります。