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一般知識

新自由主義(ネオリベラリズム)についてわかりやすく解説

役割葛藤 例




今回の記事では新自由主義(ネオリベラリズムとも)について
わかりやすく解説していきます。

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新自由主義(ネオリベラリズム)とは?わかりやすく説明します

新自由主義(ネオリベラリズム)とは?

結論からいきます。
新自由主義(ネオリベラリズム)とは自己責任の精神を重要視する考え方のことです。

ちなみに新自由主義(ネオリベラリズム)は今の主流の物の考え方です。
これから解説する新自由主義のような考え方を私たちはしがちだってことです。

ジョンロールズの正義論のところで詳しく解説しましたが、
大学に合格したり公務員試験に合格したりというのは個人の努力の賜物であって
逆に受からない人はその人の努力が足りないと新自由主義の立場の人は考えます。
特にハイエクが顕著です。

なので就職できなくてお金がない人がいたとしても
その人の努力が足りないだけ。
だから政府は放っておけばよいという考え方になりがちです。

新自由主義の考え方が強い人はお金持ちほど高額な税金がかかり
そして社会的弱者を支援するというような政策に反対しがちです。

なぜならお金持ちというのは
本人が必死で努力した結果手にした立場だからだと新自由主義(ネオリベラリズム)の人は考えるからです。

また、お金持ちから税金をいっぱいとって
社会的弱者を救うという政策は
努力してお金持ちになろうという意欲を奪う行為だと新自由主義の立場の人は批判します。

新自由主義(ネオリベラリズム)の考え方だと
努力が足りない人に政府が生活保護を与えるのはおかしいという考え方になりやすいです。

そのため政府の介入を最小限に抑えるような『小さな政府』とか『最小国家』が理想になるわけです。

ジョンロールズの正義論に対する批判が新自由主義(ネオリベラリズム)につながる

ところで前回解説したジョンロールズの正義論に対する批判が
新自由主義(ネオリベラリズム)につながります。

1980年代の話になりますが、

・イギリス
・日本
・アメリカ

などで福祉国家を批判するネオリベラリズム(新自由主義)の考え方が支持されるようになりました。
結果、政府が福祉に取り組む頻度を減らすような政策がとられるようになっていきました。

新自由主義(ネオリベラリズム)は

・ハイエク
・フリードマン

が代表的です。

ハイエクは

・現代的自由主義
・ケインズ経済学
・社会主義

は全体主義と同じものだと考えました。

なぜなら現代的自由主義、ケインズ経済学、社会主義は国家が社会に介入するためです。

第2次世界大戦後のイギリスと新自由主義(ネオリベラリズム)の関係

第2次世界大戦後のイギリスはかなりの不況になりました。
戦後のイギリスは、労働党政権によって実質的な社会主義国家となったからです。

戦後のイギリスは

・重要な産業を国有化した
・学校では自虐史観を教えていた

などにより努力してお金を稼ごうという意欲が削がれたためです。
この記事のテーマであるネオリベラリズムの思想からしたら
「何を言ってるんだ!」という思想になっていました。

ネオリベラリズムの考え方だと努力した結果、成功者になれるというものですからね。

社会主義的な状況というのはサッチャーが登場するまで続きます。

サッチャーさんが登場した後、
社会主義を排除するため
ハイエクの新自由主義(ネオリベラリズム)を採用しました。
ハイエクもサッチャーの民営化政策を支えました。

ただ、新自由主義的な政策によって
努力した人だけ能力がある人だけがお金持ちになれるけど
努力できなかった人や努力が報われなかった人は金銭的に厳しい状況になります。

そのため貧富の差が拡大する結果となりました。

ちなみにアメリカ共和党レーガンの政策(レーガノミクス)もハイエクさんが支えています。

以上で解説を終わります。