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1次試験

セイの法則とケインズの違いについてわかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
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セイの法則とケインズの理論って考え方が全く違います。
正反対って感じです。

そこでこの記事ではセイの法則とケインズの違いについて
わかりやすく解説していきたいと思います。

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ケインズとセイの法則の違いについて

ケインズの有効需要の原理

まずセイの法則は古典派の考え方です。
大昔だったらみんな当然のことだと思っていた考え方です。

で、セイの法則とは供給は自ら需要を作り出すという理論のことです。
商品を作ったら、市場が勝手に売れる値段で売るので
みんな買いますよという意味です。

これに対してケインズの考え方は市場だけではうまくいかないから
政府が介入しないといけないというものです。

つまりセイの法則は市場、ケインズは政府によって
商売が成り立つというわけです。

簡単にいうとそういうことです。

セイの法則は市場が値段を決め、
ケインズは政府の介入によって値段が決まるということです。

セイの法則

たとえば、甲さんと乙さんの2人がいたとします。
甲さんはガムを持っていてリンゴがほしいです。
乙さんはりんごを持っていてガムが欲しいです。

そんな二人が出会いました。
そんな場合にはお互い持っているものを交換すれば取引成立です。

こんな感じで当事者同士に任せておけば商売が成立するのがセイの法則です。

これに対してケインズの場合、お金が必要な世界です。
お金は政府が決めたものです。

なのでたとえば日本円をカンボジアに持っていっても
何の役にも立ちません。

甲さんはガムを持っていてリンゴが欲しい。
乙さんはりんごを持っていてガムが欲しい。

さらに丙さんはお金を持っていてガムが欲しい。

こんな時に丙さんは甲さんに出会いました。
だったら、お金を払って甲さんからガムを買えばいいわけです。
甲さんはお金を手にしました。
そのお金を持った状態で乙さんに出会うか、
出会わなくてもりんごを持っている人からお金を払って買えばいいのです。

これが政府が関係しているお金を利用したケインズ的な考え方です。

とにかくセイの法則は市場がケインズは政府が関係している理論です。