「ニュースやSNSで見た情報…
それ、本当に自分の目で確かめた?」
僕たちは、世の中の出来事を
実際に見たわけじゃないのに知っていることが多い。
でも、それって 全部メディアが取捨選択した情報 なんだよね。
今回は、その 見えないフィルターを解き明かす「疑似環境」と
「ステレオタイプ」について話していこう!
目次
リップマンが語る「疑似環境」:メディアが作る『現実』
僕たちは、ニュース・SNS・テレビを通じて
「今、世の中で何が起きてるか」を知る。
でも、ここで大事なのは…
その情報、100%リアルな世界じゃない ってこと!
メディアは「どの情報を伝えるか」「どう見せるか」を選んでいる。
だから、僕たちが見ているのは 真実そのものじゃなく、
編集された疑似環境なんだよね。
例えば、ゲームの炎上ニュース。
「○○ってゲーム、運営のやらかしで炎上中!」って記事を見たら、
「うわ、このゲーム、終わったな…」って思うかもしれない。
でも、実際にプレイしてる人からすれば、
「いや、普通に楽しいけど?」ってこともある。
つまり、僕たちが見てるのは
ニュースがピックアップした『一部の意見』だけ ってこと。
一方、インスタで見る「キラキラ女子の海外旅行」。
「映えスポットで優雅に朝食♪」
「青い海で最高のバカンス♡」みたいな投稿。
でも、実際は フライト疲れ・暑さ・人混み・めっちゃ歩く…
みたいな裏側があるわけで(笑)。
でも、投稿を見た人は
「海外旅行って最高なんだ!」って思っちゃうよね。
これ、どっちも 実際の世界じゃなくて、
メディアが切り取った『疑似環境』!
リップマンは僕たちがこうした
「メディアを通じてしか知らない世界」のことを
「疑似環境」と呼んだんだ。
リップマンの「疑似環境」が生む罠:それが「ステレオタイプ」
で、その「疑似環境」が固定化されるとどうなるのか?
それが 「ステレオタイプ」 ってやつ。
つまり、「特定の人や出来事」に対して、
決めつけられたイメージ が出来上がるってこと。
例えば… 深海魚。
「なんかグロいし怖い…!」ってイメージあるよね?
重富海岸にもいるらしいマンボウの仲間?
ヾ(≧∀≦*)ノ〃深海魚に近いのかな?(;><)
結構近くにも来るらしいけど、泳いでてこんなの見つけたら怖いよね💦Σ(´∀`;) https://t.co/rSoTbzKDwW pic.twitter.com/5r7njc4xA0
— ゴッチSUB🚗³₃ラヴィーヴ🌋 (@KgsmDeliSUB) October 13, 2023
でも、僕たちは実際に深海魚を生で見たことがあるわけじゃない。
じゃあ、どこからそのイメージが来たのか?
…そう、テレビやネットの特集 だよね。
「奇妙な生物!」とか「深海に潜む怪物!」
みたいな演出で報道されるから、
気づけば 「深海魚=怖い」って思い込んでる ってわけ。
キハダクモヒトデさんからのオキトラギスちゃん、そしてトリノアシ!トリノアシは深海のウミユリと呼ばれるけど動物だよ!えのすい深海魚タッチ終わっちゃったけど、ミツクリザメやラブカに触れてうれしかったな!ミツクリザメは獲物をとる時にアゴが前に飛び出すらしいよ!キアンコウのエスカかわいい pic.twitter.com/5vWoHchodn
— あざらしりゅうのすけ (@ryunosuke_toro) March 31, 2024
でも実際はどう?
ただの ちょっと変わった魚 も多いし、
近くで見ると「意外とかわいい」なんてこともある。
こうやって、本当は多様なものなのに、
メディアの影響で「こういうものだ!」って
固定化されたイメージが生まれる。
もうひとつ、こんな例もある。
持論だけど
人が嫌いなら、都会に住む方がいいと思う
必要なものは全て揃ってるので、人付き合いなくても生活できる人が好きなら、田舎に住む方がいいと思う
何もないから、人の手助けがいるので
密接で過度な濃厚な人間関係が味わえる— 絶景 (@zekkei_2k) February 20, 2025
「田舎=何もない」っていうイメージ。
都会育ちの人なら、
一度はそう思ったことあるかも?
愛南町にあるミモザカフェさんが
経営困難ときいてびっくりしました
田舎に唯一のおしゃれな落ち着くカフェが無くなってしまうのは嫌なので
皆んなにも来て欲しいです
愛南町に来た時は是非とも!#ミモザカフェ#愛南町#ランチ pic.twitter.com/PjF4pOdvlZ— 紫月 (@sukimatakuya79) January 17, 2025
でも、実際に行ってみるとオシャレなカフェもあるし、
映えスポットも普通にある。
じゃあ、なんで「田舎=何もない」って思い込んでたのか?
…そう、 テレビやネットの情報 だよね。
ドラマやニュースでは「のどかな風景」ばっかり切り取られるから、
気づけば 「田舎=何もない場所」って思っちゃう。
こうやって「疑似環境」が繰り返されることで、
特定のイメージが定着する。
これこそが「ステレオタイプ」 なんだ。
で、問題はここから。
僕たちはこういうステレオタイプに振り回されて生きてる ってこと。
「〇〇の国の人は危険」
「〇〇の職業の人は〇〇な性格」
こんなふうに勝手に決めつけてしまう。
でも、それって本当に正しいのか?
いや、実は 思い込みかもしれないよね。
=====
こういうステレオタイプの影響を受けたまま判断すると…
マジでヤバいミスをする可能性がある。
「なんとなく〇〇っぽいから」って理由で、
誤解したり人を傷つけたり、大事な選択を間違えたり…。
だからこそ、リップマンは 「疑似環境」と
「ステレオタイプ」の関係に注意しろ!って言ったんだ。
この概念、思い出せた?
「いや、正直めっちゃやばい話じゃん…」ってなったら、
もうバッチリ理解できてる証拠。
OK、じゃあ次に進もうか!🔥
「疑似環境」と「ステレオタイプ」を総整理!リップマンの理論を振り返る
じゃあ、最後におさらいしておこうか。
疑似環境
まずは「疑似環境」
リップマンは、僕たちが生きている世界を2種類 に分けた。
✅ 実際に経験できるリアルな世界 → 「真の環境(現実環境)」
✅ 頭の中で作り上げた世界のイメージ → 「疑似環境」
で、問題なのはここから。
リップマンは「現代人は疑似環境に頼らざるを得ない」
って言ったんだよね。
どういうことか?
…ぶっちゃけ、自分の目で見たことのある世界なんて、
めちゃくちゃ狭い でしょ?
世の中の出来事のほとんどは
ニュースやSNSを通じて知るしかない。
つまり、僕たちは リアルな世界じゃなく、
メディアを通して作られた『疑似環境』を生きてるってわけ。
ステレオタイプ
次に「ステレオタイプ」
リップマンは、僕たちが一度植え付けられたイメージを
無意識に正しいものとして受け取ってしまうことを指摘した。
これが「ステレオタイプ」。
つまり、疑似環境が繰り返されることで、
ある特定のイメージが固定化される ってこと。
たとえば、ある国について
「〇〇な国ってよく聞くし、そうなんだろうな…」 と考えたり、
ある職業の人に対して
「この仕事の人ってだいたい〇〇だよね」
って思い込んだり。
本当はもっと多様なのに、
メディアを通じて「こういうものだ!」と刷り込まれてしまう。
現代はどうなってる?
マスメディアの発達で、
僕たちは遠く離れた国のニュースや文化も簡単に知れるようになった。
でも、その反面…
✅ 「リアルな世界」と「疑似環境」のズレがどんどん広がる
✅ 結果、僕たちはステレオタイプに支配されやすくなる
こんな状況が生まれてる。
だから、リップマンの指摘は今の時代こそ
めちゃくちゃ重要 なんだよね。
メディアに支配されない生き方を!
メディアは僕たちの世界の窓だけど、
その窓が 色付きガラスだったら?
知らないうちに誰かが選んだ都合のいい世界を
見せられている かもしれない。
だからこそ、僕たちは フィルターの存在を知り、
自分の目で世界を見る意識を持つことが大切。
「情報に流されず、自分の頭で考える」
これが、リップマンの理論を
活かす最強の武器になるんじゃないかな?
最後までご覧いただきありがとうございました!