参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
今回はハイパワード問題に関する計算問題を
一緒に解いていきましょう。
そうすることで、ハイパワードマネーに関する理解が深まります。
ちなみにハイパワードマネーの理屈的な部分については
こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒貨幣供給量の求め方をどこよりも分かりやすく解説
計算問題を解いてハイパワードマネーの理解を深めよう
計算問題
A国では法定準備率が2%で現金・預金比率が8%です。
もしA国の中央銀行がハイパワードマネーを変更したら
マネーストックはその何倍変化するでしょうか?
ただし、家計は現金と預金だけ保有しているものとします。
この計算問題はハイパワードマネーで貨幣が何倍になるか?
という問題です。
貨幣乗数の式についてはこちらの記事で
詳しく解説しています。
⇒貨幣供給量の求め方をどこよりも分かりやすく解説
貨幣乗数は
貨幣乗数(m)
=(現金預金比率+1)÷(現金預金比率+支払(法定)準備率)
ですね。
なので上記問題に当てはめてみると、
貨幣乗数(m)=(0.08+1)÷(0.08+0.02)
=1.08÷0.10=10.8
答えは10.8となります。
こんな感じでハイパワードマネーの問題って
貨幣乗数の公式さえ知っていれば
計算できてしまうことが多いです。