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1次試験

不完全競争市場について例を挙げてわかりやすく解説

不完全競争市場 例




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

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この記事では不完全競争市場について例を挙げてわかりやすく解説します。

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不完全競争市場の例

不完全競争市場は経済学の中で
かなり重要なテーマになります。

不完全競争市場とは完全競争ではない市場のことです。
完全競争ではないから不完全競争だということです。

不完全競争には『不完全』という言葉が入っています。
でも、現実的によく見られるのは『不完全競争』の方です。

以前解説した完全競争というのは現実的にはありません。

世の中にスーツとかズボンとかネクタイとか
いろんな商品がこの世の中で売買されています。
まぁどんな商品も不完全競争です。

重要なのは不完全競争は一部例外があるものの
一部例外を除いてみんな少数の企業でものを作っているということです。

不完全競争=一般的に少数の企業

です。

そして不完全競争市場の典型例は独占です。
独占とは1つの会社で物を作ることになります。
なので独占は不完全競争の典型例(代表例)になります。

独占企業を含め不完全競争というのは基本的にどこの会社も
価格支配力を持っています
価格支配力はカタカナにするとプライスメイカーといいます。
独占市場になっている企業は自分で価格で決められます。
これを価格支配力を持つということでプライスメイカーということです。

今まで解説してきた完全競争はプライステイカーでした。
完全競争というのは無数の会社消費者がいます。
そうすると価格はみんなで決めるので
一人一人の影響力はものすごく小さいモノでした。
だから、価格はどう決まるか?というと
完全競争だとみんなで決めるとしかいえませんでした。

でも今回解説している独占市場を含む不完全競争は価格は企業が決めます。
企業が価格支配力を持っています。プライスメイキングできるのです。
そこが完全競争市場と違います。

不完全競争市場の具体例

ただいくらでも値段を決めれるというわけではありません。
例を挙げますと、特殊な鍵を作る独占企業があったとしましょう。
独占企業ですからその特殊な鍵を作っているのはその会社だけです。
なのでプライスメイキングできます。
ただ、いくらでも値段を『勝手に』決めれるわけではないのです。

たとえばその特殊な鍵が1つ1兆円だったとしたら
誰も買わないでしょう。
不完全競争市場において価格支配力を持つというのは
お客さんが払ってくれそうなギリギリ一番高い値段を作られるという意味です。

だから価格支配力を持つといっても
1億円でも1兆円でも価格をつけ放題という意味ではありません。
ご注意ください。

最後にまとめますと不完全競争市場の具体例は『独占』でした。

独占については以下で詳しく解説しています。