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1次試験

自然独占とは?例を挙げてわかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

企業が競争するといっても
いろんな形態に分けることができます。

企業の競争形態として

・完全競争市場
・独占市場
・独占的競争市場
・寡占市場

などです

詳しい解説は以下のリンク先をご覧ください。
完全競争市場の4つの条件についてわかりやすく解説
独占市場における利潤最大化と価格決定についてわかりやすく解説
独占的競争市場とは何か?具体例を挙げて解説
寡占市場とはどんな特徴をもつ市場なのか解説

あと、自然独占というものもあります。

この記事では自然独占とはどういうものなのか、
例を挙げて解説したいと思います。

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自然独占とは何か?例を挙げながら解説

自然独占とは 例

自然独占とはどういうものをいうのでしょう?

例を挙げるとすると電気やガスといった
大規模なものは自然独占が発生します。

たとえばあなたが電力会社を一から立ち上げることって
できますか?

おそらくできないと思います。

電力会社を作ろうと思ったら
最初に、原子力発電所を作ったり、
風力発電所を作ったり、それに見合うだけの専門の人材を雇用したりと
莫大な費用がかかります。

でも原子力発電所や風力発電所を作ってしまえば
1軒に電気を送っても1000軒に電気を送っても
そんなに電気を送るコストに差がでません。

最初の風力発電所や原子力発電所を作るコストが莫大になります。

なので平均費用が逓減していきます。
平均費用の求め方

たとえば電気を作る費用が1000万円かかるとします。
1軒の自宅だけに電気を送るとしても費用は1000万円かかります。

これが1000軒の家に電気を送ると1000万円÷1000=1万円になります。
なので規模が大きくなればなるほど
平均費用は逓減していくわけですね。

こういった産業を平均費用逓減産業といいます。
これは規模の経済や範囲の経済が影響するために最終的には1社独占になってしまうんです。
範囲の経済の具体例

こんな感じで自然と独占という形になってしまうことを
自然独占といいます。

以上で自然独占に関する解説を終わります。