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需要の価格弾力性とは?グラフを使ってわかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

今回は需要の価格弾力性とは何か?グラフ(図)を
使って解説していきたいと思います。

まず『弾力性』という文字が入っている用語って
経済学でよく登場しますね。

そこでまず弾力性という用語がでたときの
考え方からみていきましょう。

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経済学でよく登場する弾力性

弾力性

経済学では需要の価格弾力性とか需要の所得弾力性といった感じで
『弾力性』という言葉がよく登場します。

たとえば需要の価格弾力性をAのB弾力性と置き換えてみましょう。

するとAのB弾力性だと、Bが1%変化した時に
Aが何%変化するか?という意味になります。

こんな感じでAとBならBの方がメインになってきます。

弾力性というのはバネがボヨーンと伸び縮みするイメージです。
なのでBを基準にしてAはどれくらい伸び縮みするのか?
という感覚を持つと理解しやすいでしょう。

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需要の価格弾力性とは?

AのB弾力性と置き換えてみると、、、

Bが1%変化した時に
Aが何%変化するか?という意味でしたね。

なので需要の価格弾力性とは価格が1%変化した時に
需要が何%変化するか?
です。

またAのB弾力性を式にすると
Aの変化率を分子に、Bの変化率を分母にして計算します。

なので需要の価格弾力性だったら
需要が分子、価格が分母にくる式になるわけですね。

ですから、

需要の価格弾力性

という式になります。

上の式は需要の変化率を価格の変化率で割ったものになります。

なので価格の変化以上に需要量の変化が大きいと
需要の価格弾力性が1より大きくなります。

逆に価格の変化より需要量の変化が小さいなら
需要の価格弾力性は1より小さくなります。

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需要の価格弾力性についてグラフで説明します

需要の価格弾力性が1より大きい

価格がP1からP2に下がった以上に
需要量が価格の変化よりも大きく変化する場合が
需要の価格弾力性が1より大きいケースになります。

それから

需要の価格弾力性が1より小さい

価格がP1からP2に下がったよりも
需要量の変化(Q1からQ2)が小さいとき、
需要の価格弾力性が1より小さいといえます。

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需要の価格弾力性のグラフから売上をみる方法

需要の価格弾力性が1より大きい

需要の価格弾力性のグラフから売上をみようと思った時
売上って価格×数量(需要量)ですね。

200円(価格)のチョコレートが3つ(数量)売れたら
200×3=600円の売上になりますよね。

なので

需要の価格弾力性から面積を算出

上の紫色で囲んだ面積が
価格がP1で数量がQ1の時の売上
になりますね。
面積は縦(価格)×横(数量)になってますからね。

で、価格がP2に下がったら、面積(売上)は黄緑色で
囲った領域になりますね。

需要の価格弾力性

すでは価格がP1のときとP2に下がった時だったら
どっちの方が売上は多いでしょう?

上のグラフで四角形P2AQ1Oの領域は
紫色と黄緑色の面積がかぶっています。

ここは無視して考えましょう。

わかりやすくするために色を塗ってみました。
桃色でべた塗りした領域は価格がP1の時の面積と
価格がP2のときの面積とかぶっていますね。

だから無視しましょう。

需要の価格弾力性

すると価格がP1のときの面積(売上)と価格がP2のときの面積(売上)の比較は水色でべた塗したところ(P1の売上)と黄色でべた塗したところ(P2の売上)で比較すればよいわけです。

すると黄色のべた塗の面積の方が水色の面積より大きいですね。

ということは需要の価格弾力性が1より大きい場合には
価格を下げると売上高が増える
ということです。

では需要の価格弾力性が1より小さいケースはどうでしょう?

需要の価格弾力性

ちょっと微妙の感じですが、
水色の領域の方が黄色よりも面積が大きそうですね。

つまり需要の価格弾力性が1より小さい場合には
値段を下げると売上が下がってしまいます

したがって需要の価格弾力性によって
売上高が変わってくるということを知っておきましょう。