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1次試験

外注加工賃が直接経費になる理由




今回は外注加工賃が直接経費になる理由について解説します。

ただ、まず前提知識から解説します。
外注加工賃は経費に該当します。

経費というのは製造原価の中で
材料費、労務費以外の費用のことをいいます。
製造原価の内訳

材料費はモノを消費することで発生し
労務費は人の労働を消費することで発生します。

経費だけは人の労働とか物の消費で発生するとはいえない
雑多な費用となります。

で、外注加工賃は経費です。
なので人の労働や物の消費とは関係ない費用となります。

ここから本題に少しずつ入っていきましょう。

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外注加工賃は直接経費?

経費には

・直接経費
・間接経費

があります。

直接経費は

・外注加工賃
・特許権使用料

の2つが該当します。

他は間接経費という理解で日商簿記2級レベルなら大丈夫です。

直接費か間接費かという分類は
材料費でも労務費でも重要です。

今回の記事でも大事です
外注加工賃は直接費(直接経費)です。

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なぜ外注加工賃が直接経費となるのか?

製造作業のうちの一つあるい一部を
外部の技術のある人に頼むことがあります。
これを外注といいます。

自社の工場の中で、外注するような作業をやろうと思うと
高くついてしまうんです。
だから外注するわけです。

外注の中でも他社の工場でやるような作業のことを
外注加工といいます。

外注加工をお願いした結果、支払われる作業料(手間賃)を
外注加工賃といいます。

たとえば、タンスを作る製造業者が、
タンスに色を塗る作業だけ外注したとしましょう。
これは立派な外注加工です。

そしてそのタンスに色を塗ってくれた業者に支払ったお金が
外注加工賃となります。

で、外注加工賃が直接経費になると解説しました。
ではなぜ外注加工賃が直接経費になるのでしょう?

たとえば先ほど解説したタンスに色を塗る業務を外注したとしましょう。
とするとどのタンスのどの部分(ここでは色を塗っている箇所)に発生したお金なのか、
明確にわかりますね。

だから、外注加工賃は直接経費に該当します。

ちなみに労務費であろうが経費であろうが材料費であろうが
直接費と間接費に分かれます。

直接費はどこに対して支払われたお金かが明確にわかるものをいい
間接費はどこに対して支払われたお金かがはっきりしないものをいいます。

外注加工賃は完成した製品のどの部分を外注したかが
はっきりとわかるので直接経費となるってことです。

以上で解説を終わります。