中小企業診断士1次試験、2次試験でも
競合他社分析、時系列分析はよく出題されています。
そこでこの記事では競合他社分析と時系列分析とはどういうことなのか
解説します。
時系列分析とは?
たとえば、ドギースタイル株式会社という架空の会社があったとします。
そしてドギースタイル株式会社には貸借対照表や損益計算書といった財務諸表が1期分、
あったとします。
で、あなたがもし中小企業診断士としてドギースタイル株式会社から
「経営分析してもらえませんか?」と相談を受けたときに
1期分しか財務諸表がないと困ってしまいます。
なぜなら、その1期分の財務諸表だけでは
数字がよくなったのか、悪くなったのか比較できないからです。
だからたとえば、会社の中で
前期の財務諸表と当期の財務諸表といった2期分を用意して
この2期分に注目した時に
前期から当期を比較すると、どの比率はよくなった、
どの比率は悪くなった、というような見方をするのを
時系列分析といいます。
競合他社分析とは?
たとえばドギースタイル株式会社(架空の会社)の当期の財務諸表があったとします。
そして犬屋株式会社(架空の会社)の当期の財務諸表を持ってきて
企業間での比較をすることを競合他社分析といいます。
あるいはドギースタイル株式会社が犬のグッズを販売している会社だとしますね。
同じように犬のグッズを販売している業界の平均とドギースタイル株式会社で比べる方法も
競合他社分析といいます。
競合他社分析と時系列分析とは?まとめ
比較対象を自社の中での期間の比較、
それから同業他社とか業界平均と自社を比較するという方法が
代表的にあって、前者を時系列分析といって後者を競合他社分析とか
競合他社比較分析といいます。
こういう比較の仕方があって
中小企業診断士試験でよく出題される項目になっています。