一般知識

リチャード・ティトマスによる福祉国家の3類型




今回の記事では
リチャード・ティトマスによる福祉国家の3類型についてわかりやすく解説します。

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ティトマスの福祉国家の3類型概論

ティトマス 3類型

第2次世界大戦後はいろんな福祉国家が成立していきますが
福祉国家も国によってパターンが違います。

たとえば、福祉国家の世界で知られている一つの類型として
ティトマスの3類型というのがあります。

ティトマスの福祉国家の3類型のポイントは何でしょう?
ポイントは福祉国家が果たす役割は何なのかということです。

残余モデル

まず一つ目の類型ですが残余モデルがあります。
残余モデルは足りない部分だけを補い、
基本は自分たちの力で頑張るというモデルです。

家族がなんとかする、身の回りでなんとかする、
それでもどうしても補いきれない部分(これが残余)を
国がサポートするというモデルが残余モデル
です。

だから残余モデルというのは、
国の役割ってすごく小さく見積もられているわけです。

制度的再分配モデル

2つ目の類型は制度的再分配モデルになります。
制度的再分配モデルの場合、国が主役になります。
残余モデルは国は裏方で、家族が主人公でした。

でも、制度的再分配モデルは
最初から所得再分配とか社会保障とか社会福祉の仕組みというのが
制度としてしっかりある状態で国が主役となってどんどん再分配を進めていくというモデル
になります。

産業的業績達成モデル

それから3つ目の類型として産業的業績達成モデルがあります。
産業的業績達成モデルは国が社会保障、社会福祉に関わっているという点では
制度的再分配モデルと似ています。

ですが、本人がどれくらいお金を稼いでいるのか、
本人がどれくらい業績を上げているのかという度合いと
実際の給付が対応しているようなパターンのモデルです。

たとえば年金というのは
その人がたくさん稼いでしっかり社会保険料を支払うことで
将来たくさん年金をもらえます。

逆に収入が少ない人は保険料をあまり払っていないので
将来あまり年金をもらえません。

つまり制度的再分配モデルは権利としてもらえているわけですが、
産業的業績達成モデルの場合は本人がどれくらい頑張っているか
社会貢献に応じてもらえる金額が変わってくるわけです。
なので、無制限の権利という感じではありません。

最後にまとめますと、

リチャード・ティトマスによる福祉国家の3類型は

・残余モデル
・制度的再分配モデル
・産業的業績減少モデル

のことです。