前回の記事ではメソポタミア文明について解説しました。
⇒メソポタミア文明が起きた場所は?エジプト文明の違いもわかりやすく解説
今回の記事ではインダス文明の特徴について解説します。
インダス文明の特徴
インダス文明が起きた場所はインドのインダス川流域です。
ガンジス川ではありません。ご注意ください。
簡単な地図で説明しますと、こちらはインドの地図です。
ガンジス川は右側(東側)で、インダス川は左側(西側)です。
ですからどのあたりにインダス文明が成立していたのか?
という場所を間違えないでくださいね。
インダス文明はインダス川流域に成立していた文明ですから、
インドの北西部に成立していたということになります。
そしてインダス文明の大きな特徴というのは
整然と整理された都市の跡が残っているというところです。
「メソポタミア文明やエジプト文明と何が違うの?」
と思った方もいるかもしれません。
⇒メソポタミア文明が起きた場所は?エジプト文明の違いもわかりやすく解説
メソポタミア文明やエジプト文明の特徴は古代に非常に強大な権力者が存在した跡が
発掘されています。
メソポタミア文明なら神殿の跡、エジプト文明ならピラミッドの跡が発見されていて
こういったものがあったことがわかります。
これに対してインダス文明では何が発掘されたのでしょう?
神殿や宮殿の跡ではなくて計画的な都市計画に基づいた都市の跡が発掘されています。
モヘンジョダロやハラッパーというのがインダス文明の遺跡で都市の跡です。
インダス文明はインダス川流域で成立しますが
インダス文字を残しています。
このインダス文字はまだ未解読です。
以上がインダス文明の特徴です。