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一般知識

ウェーバーの価値自由とは?例を挙げながらわかりやすく解説

価値自由 ウェーバー




ここまでウェーバーについて解説してきました。

今回の記事ではウェーバーの価値自由について
分かりやすく解説していきます。

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ウェーバーの価値自由とは?

ウェーバーが主張した価値自由とは何のことでしょう?

たとえば研究者が自分の考え方や価値に絶対的な基準を置いてしまうと
自分と異なった考えを持っている人を批判することになりかねません。

研究者自身が偏見を持っているということを自覚しないといけないということです。
だから自分が持っている価値観や考え方から自由になって
自分とは対立する相手の立場に身を置いたら自分とは違った結論に立つということを
容認するというような考え方がマックスウェーバーのいう価値自由です。

だから自分自身が持っている価値から自由になって
自分自身をも相対的に批判できるような視点を持つことを価値自由といいます。
自分自身を相対化すると自分が持っている価値から自由になるということです。
それがマックスウェーバーが主張する価値自由ということです。

何が優れていて何が優れていないか?
評価するために用意された基準によって180°変わってきますよね。

たとえば『かっこいい』か『かっこよくないか』を決めるとしましょう。
Aさんは身長が180㎝で体重が150㎏のメタボ体型です。
Bさんは身長が168㎝で体重が50㎏の筋肉質です。
身長が180cm以上はかっこいいけど、180㎝未満はカッコ悪いという基準だったら
Aさんはかっこいいけど、Bさんはかっこ悪くなります。

これに対して筋肉質はかっこいいけど、メタボはかっこ悪いという基準なら
Bさんはかっこいいけど、Aさんはカッコ悪いとなります。

これは研究でも同じことです。

研究者が自分の考え方や価値に絶対的な基準を置いてしまったら
自分と異なった考えを持っている人を批判することになりかねません
よね。

たとえば、お金になる研究は意味があるけど、
お金にならない研究は意味がないみたいな考えの研究者がいたとしましょう。
その研究者からしてみたら昔の文学の研究をしている研究者を見たら
「なに、そんなお金にならない研究なんてやってるの?意味ねーよ」
みたいな偏見を持ってしまう可能性が高いですよね。

でもこういう「自分自身の考え方に絶対的な基準、価値から自由になろうよ」
というのが『価値自由』ってことです。

だから、この記事を読んでいるあなたも
今自分がやっていることが誰からも認められていないからといって
劣等感を抱かないでいただきたいです。

逆にあなたが誰かを見下しているなら
今すぐやめましょう。
これこそがマックスウェーバーが言う価値自由です。

ただ、このように書くと
ここまで解説したこと『だけ』が価値自由だと思われるかもしれませんので
少し補足しておきますね。

ウェーバーは、捻じ曲げようのない事実と
各人が持っている価値を区別します。

だから社会学などの学問というのは
事実を確認するためのものであって、
その事実がよいことなのか、悪いことなのか
あなたが価値判断するものではないってことです。

あなたがよいか悪いかあなたの価値で判断することは主観的な判断です。
教科書に載っているような事実で判断するなら客観的な判断だとすると
主観的な判断をしないってことが価値自由だといえますね。

たとえば私は獣医師なので犬の診断でいうと、
血液検査でALTが500以上なら肝臓が悪いと仮に教科書に書いてあったとしましょう。
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で、昨日から食欲がないという犬が動物病院にやってきたとしましょう。
血液検査をしたらALTが300だったとしましょう。
その場合、「うーん、食欲がないってことは肝臓が悪いんじゃないか!?」って判断はダメだってことです。
これは主観的な判断ですからね。
ALTが500以上でない以上、肝臓が悪いと判断できません。
その場合はもっと別の病気の可能性を考えていくべきです。

これ以上、どう診断したらよいかわからない場合は
それは獣医師の勉強不足だってことになりますね。

以上、ウェーバーの価値自由についての解説を終わります。