一般知識

マートンの予期的社会化とは?例を挙げながらわかりやすく解説




前回の記事ではマートンさんが提唱した準拠集団について解説しました。
マートンの準拠集団についてわかりやすく解説

今回の記事では同じマートンさんが提唱した予期的社会化について
わかりやすく解説していきます。

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マートンの予期的社会化とは?

予期的社会化 マートン

予期的社会化=先取りした社会化
という意味になります。

ここでいう社会化とはパーソンズが定義した意味の社会化のことです。
パーソンズの行為システムとは?わかりやすく解説

つまり、ここでいう社会化とは
社会システムから見たパーソナリティシステムのことです。

ですから今は所属してないけど、
将来所属したいと考えている集団の価値や規範を先取りして学習することを予期的社会化
といいます。

例を挙げるとすると、
あなたは今現在、普通に日本語さえ話せれば
仕事に困らない会社で働いているとしましょう。

なので、現時点では中国語は必要ないわけです。
でも、中国のGDPが上昇してきているので
将来性を考えて中国企業に転職したいと考えているとしましょう。

オンラインレッスン

そこで転職前提で中国語の勉強をするために週末は
オンラインでレッスンを受けるみたいなのは予期的社会化になります。

結局転職前から転職後に必要な知識やスキルを身に着けておくことで
転職後すぐにその集団に馴染むことができるわけです。

ただ、今働いている会社からしてみると
ひがまれたりします。
マートン的には逆機能です。
順機能と逆機能とは?例を挙げてわかりやすく解説

「中国語のオンラインレッスンを受けるために
週末、会社の取引先との飲み会を拒否したりして
お前は非国民だな!」みたいな感じで言われたりします。

予期的社会化はの考え方は
転職しやすくなるので多様性を認める社会だと「そうだよね」と思われるわけです。
でも、定年まで働くのが当たり前みたいな一昔前の考え方だと
予期的社会化の考えで行動すると、みんなから嫌われ、無視されたり、
下手すると会社を首になったりと災難が降りかかることだってあり得ます。

続いてマートンの予期的社会化と関連するマージナルマンについて解説します。
マージナルマンとは?わかりやすく解説