2018年現在、日本では産業の空洞化が進んでいて
問題になっています。
この記事ではそもそも産業空洞化とは何か?
それから産業空洞化がどうして問題になるのか
また、産業の空洞化が起こる原因などについて
詳しく解説していきたいと思います。
産業空洞化とは?
産業空洞化とは、産業が国内から海外に出ていってしまい
国内の産業が空洞化してしまうことをいいます。
産業空洞化が起こる原因(メカニズム)
たとえばペットのアクセサリーを売っているような会社が
日本国内にいくつかあったとします。

同じような商品を売っている会社なので
競争することもあるでしょう。
あるいは、ペットアクセサリーに対する誹謗中傷があれば
お互いの会社が協力し合って火消しをすることもあると思います。
ただ、海外に目を向けてみると・・・
海外の方が売上が上がりやすいケースだってあるはずです。
市場が大きいですからね。
たとえばボリュームゾーンを狙う戦略だったら
人口の多い中国なんかだとうまくいきそうな気がします。
これは海外進出のケースで解説しています。
⇒海外市場に進出する時どんな戦略をもつべきか?
で、海外に進出するとして、
そのまま現地に会社を作るケースだってあります。
たとえば日産自動車。
海外に工場を作って
現地向けの車を生産するケースだってあるわけです。
なのでペットのアクセサリー会社を海外に作って
生産・販売することもできるでしょう。

実際に海外にBペット会社が、会社を立ち上げたとします。
海外の方が人件費が安かったり土地代やテナント料も安く済むかもしれません。
すると、日本に会社を置いておく必要性がなくなる可能性もでてきます。
結果、日本の会社をやめて海外に拠点をおいてビジネスを始めるかもしれません。
たとえば海外に移転したBペット会社はペットアクセサリーを製造しているだけの会社だったとします。
そして、Bペット会社は海外でアクセサリーを生産した結果、
安く作れるようになり、安い価格で販売できるようになりました。
Cペット会社はBペット会社が製造したアクセサリーを
販売する会社だっとします。
今まではBペット会社が作ったアクセサリーを
ほぼ100%Cペット会社に販売し、Cペット会社が
一般向けに販売していたとしましょう。
でも、Bペット会社が安い値段で作れるようになりました。
なので、安い値段で他の会社にアクセサリーを売ることができます。
海外の会社も、Bペット会社のアクセサリーを買い
一般向けに安い値段で販売するようになりました。

価格競争に巻き込まれたCペット会社は経営がたちゆかなくなり
倒産しました。
こんな感じで日本国内の会社がなくなってしまうと
国内の産業が空洞化してしまうわけです。
これが産業空洞化といいます。
他にも産業空洞化が起こる原因として
少子高齢化や人口の減少による海外市場の進出が挙げられます。
以上で産業空洞化に関する解説を終わります。