1次試験

資本係数vについてわかりやすく解説

資本係数 v




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
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加速度原理のところで資本係数について
簡単に触れたことがあります。
投資の加速度原理とは?

ただ、「資本係数についてもっと知りたい」
という方もいらっしゃったので、
この記事では資本係数vについて
わかりやすく解説していきたいと思います。

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資本係数vとは何か?わかりやすく解説します

資本係数 v

資本係数vは機械の量Kを国民所得Yで割ったものをいいます。

たとえば以下の場合を考えてみましょう。

資本係数v

たとえばK(機械)を10台で
5コ作られた(生産量)としましょう。

すると、10台÷5コ=2台/コ
つまり1コ作るのに何台機械がいるのか?
これが資本係数vです。

上記はわかりやすく解説した資本係数vでしたが
正確には国民所得(Y)1兆円生産するのに何兆円分の機械(K)が必要か?
を表したものが資本係数vです。

資本と労働の価格が変われば
それに応じて企業も資本と労働量を変えてきます。

たとえば人件費が下がったけど機械の値段は変わらないなら
機械より労働の方が安くなるから
機械をやめて労働に企業は投資するはずです。

会社はより安い値段でより高い利益を得ようとするものですから。

機械(K)をやめるわけですから
Kが以下の図のように減少しますね。

資本係数v

すると当然、資本係数vは小さくなりますね。
分子のKが小さくなったら全体の資本係数vも小さくなりますからね。

4/5(5分の4)と3/5(3分の5)だったら分子が4より3の方が
小さいですね。
これと同じことです。

逆に賃金が高くなれば企業は機械(K)を選びますから
分子であるKが大きくなり
資本係数v全体も大きくなります。

要するに、人に頼って商品を作るのではなくて
機械に頼って商品を作るわけです。

人件費が高くなったら機械(K)に頼って商品を作る結果、
資本係数vは大きくなりますね。

ということで会社は労働と機械の2択のときに
安いほうを選択しますから
資本係数vというのは変化する
わけですね。

この考え方は古典派の考え方です。
ケインズ派は基本的にはそうは考えていません。

ケインズ派は賃金率とか利子率とか価格は動きませんから。
ケインズはの加速度原理では資本係数vというのは

資本係数 v

この値は一定だと考えます。
資本係数vが一定ということは
ケインズ派では資本と労働の振り替えが起こらないと考えているわけですね。

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資本係数vまとめ

古典派では企業は資本(機械)と労働の2択だったら
より安いほうを選択すると考えます。
なので古典派は資本と労働の振り替えが起こるため
資本係数vは変化します。

逆にケインズ派では資本と労働の振り替えが起こらない
と考えるので資本係数vは一定だと考えます。