1次試験

フィリップス曲線が右下がりになる理由




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

フィリップス曲線とは名目賃金上昇率と失業率との間の負の関係を表す曲線のことです。
以前の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
フィリップス曲線とは?わかりやすく解説

ところでフィリップス曲線は右下がりの曲線になります。
この記事ではどうしてフィリップス曲線は右下がりの曲線になるのか、
解説したいと思います。

スポンサードリンク




なぜフィリップス曲線は右下がりの曲線になるの?

縦軸を名目賃金上昇率(⊿W/W)、横軸を失業率(u)とします。
⊿は変化量のことです。

フィリップス曲線 右下がり

すると、上記のようなグラフとなります。
そして、フィリップス曲線では失業率が低い、たとえば1%のときは
名目賃金上昇率は高くなります。たとえば9%。
すると、こちらのグラフのようになります。

フィリップス曲線 右下がり

で、どんどん失業率(u)が上昇していくと
名目賃金上昇率は下がってきて、マイナスになることもあると
過去のデータからわかったんです。

フィリップス曲線

で、この点を結ぶと、、、

右下がりの曲線

だいたい名目賃金上昇率と失業率には右下がりの関係にあると
発見したんです。

でもよく考えると当然のことですね。
失業率が減少=人手不足状態ってことです。

失業率減少は人手不足

みんなどこかで働いているわけですから、
「スタッフ募集」の貼り紙をしても
誰も面接にさえ来ないでしょう。

そうしたら今の時給より時給をアップすることで(賃金上昇率が高くなるってこと)
ようやく働いてくれる人が出てくるでしょう。

逆に失業率が高くなればなるほど、
働きたくても働けない人がどんどん増えていきます。
今度は時給を下げても(賃金上昇率が下がるってこと)、
働きたい人はいるでしょう。

だからフィリップス曲線が右下がりになるのは
データからわかったとことかもしれませんが、
理屈で考えても当たり前のこと
なんですね。