しっかりした組織には
立派なリーダーがいるものです。
今回はリーダーシップ論の1つ特性理論について
解説していきたいと思います。
特性理論とは?

特性理論は偉人理論といわれることもあります。
1940年代、つまり戦前の理論です。
リーダー・偉人が共通に持っている個性、身体的、心理的特性を
分析します。
特に先天的(生まれながらにもっているもの)な要素に注目します。
たとえばある国のリーダー(大統領とか君主とか)の身長が
圧倒的に身長が低いとしましょう。
身長が145㎝とか。
で、首脳会談があって、
いろんな国の大統領や総理大臣とみんな並んで写真撮影したとします。
明らかに背が低いのが目立ちます。
そんな姿を見たら、「うちのリーダー大丈夫かな?」
って思ってしまうかもしれません。
他にも家柄なんかもある意味先天的でしょう。
こんな感じでリーダーの
身長とか、性別とか、家柄とかこういったものに注目します。
つまり、特性理論(偉人理論)は経験則として
過去にこういうリーダーが多かったみたいなものを研究して
リーダーのもつ共通のパーソナリティーはこんなものだろうと
考えるわけです。
ただ、特性理論は非科学的だという批判を受けています。
あきらかに性別や見た目で人を判断するわけです。
現在だったら、差別的な考え方につながりやすいでしょう。
批判されても仕方がない理論だと思います。
そこから次に行動科学という考え方にうつっていきます。