今回はマクレガーさんのX理論とはどんな理論なのか?
わかりやすく解説したいと思います。
マクレガーのX理論とは?

X理論っていうのは人間観、
つまり労働者をどんな人間だと仮定するか?というお話です。
マクレガーさんは
X理論では労働者というのは普通、仕事が嫌いと考えます。
だから組織目標達成のために人々に十分な努力をさせるためには
無理やりやらせる、命令する、統制する、
できないなら罰則を与えることが必要と考えました。
ちょっとこれわかりにくいんですけど、
マクレガーさんによると
伝統的管理論がとっている人間観がX理論です。
伝統的管理論で有名なのはテイラーさんとフォードシステムでしょう。
詳しくはこちらの記事で解説していますので
ご覧ください。
⇒テイラーの科学的管理法をわかりやすく解説
⇒フォードシステムの特徴をわかりやすく解説
典型例はテイラーさんの科学的管理法における
差別的出来高給制度です。
⇒テイラーの科学的管理法をわかりやすく解説
差別的出来高給制度というのはノルマを達成したら
高い給料をあげて、達成できなかったら安いお金しか上げない、
つまりアメとムチです。
どうしてそんなやり方をしていたのでしょう?
テイラーやフォードシステムなどの伝統的管理論では
労働者というのは仕事をするのが嫌いだと考えていました。
嫌いなことをやらせるわけだから
当然、アメとムチが必要だと考えました。
X理論というのは
貧しい時代には有効だったわけです。
伝統的管理論が主流の時代は
お金がなくてご飯を食べれない時代でしたから。
でも、裕福な人が増えてきた時代では
お金だけではモチベーションが上がりません。
前回解説したホーソン工場の実験なんて典型例でしょう。
⇒ホーソン工場の実験内容をわかりやすく解説
そこでY理論が登場します。
続きはこちらをクリックしてください。
⇒Y理論について例を挙げてわかりやすく解説
上記リンク先の記事ではX理論の具体例も解説していますので
ぜひご覧ください。