※アフィリエイト広告を利用しています

1次試験

公開市場操作とは?簡単にわかりやすく説明

公開市場操作とは 簡単に




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

公開市場操作とはどういう操作なのでしょうか?
売りオペレーション(売りオペ)や買いオペレーション(買いオペ)について
説明しながら簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。

スポンサードリンク




公開市場操作とは?簡単に説明します

公開市場操作は高校だと政治経済で学ぶことが多いでしょう。
でもかなりわかりづらいですよね。

公開市場操作は、

公開市場操作

・売りオペレーション(売りオペ)
・買いオペレーション(買いオペ)

の2つから成り立ちます。

この記事を書いているのは2020年9月25日(金曜日)です。
安倍政権が終わって菅政権になっていますが、
以前の安倍政権でも公開市場操作をやっていましたね。

アベノミクスの場合には公開市場操作の中でも買いオペレーションを
やっていました。

まず、公開市場操作の1つ、売りオペレーションから説明していきますね。

スポンサードリンク




売りオペレーション(売りオペ)とは?簡単に説明

公開市場操作とは 簡単に

日本銀行の視点に立って解説していきますね。
売りオペレーションというのは
日本銀行が、手形や債券を銀行(金融機関)に売ること
をいいます。

売りオペレーション

債券というのは国債をイメージしてください。
たとえば日本銀行は国債を持っています。
国債をどんどん市中銀行(みずほ銀行などの私たち国民が利用する一般的な銀行のこと)に
どんどん日本銀行が売るわけです。

市中銀行に国債などを売れば
日本銀行にお金(貨幣)が流れてきます。
なんでもそうですけど、売ったらお金をもらうのが普通ですからね。

この市中銀行から日本銀行に流れた貨幣(お金)というのは
私たち個人や企業から毎月毎月ローン(借金、融資)を回収して得たものです。

ということは売りオペレーションだと
私たち個人や企業のお金が市中銀行⇒日本銀行に流れていくことになるわけですね。

なので、売りオペレーションとなると
結局のところ、私たち個人や企業が持っているマネーサプライ(お金のこと)が
どんどん市中銀行から日本銀行に流れて行ってしまいます。

マネーサプライについてはこちらの記事で解説しています。
マネーストック(マネーサプライ)とは?簡単に説明

では買いオペレーションはどうなるのでしょう?

スポンサードリンク




買いオペレーション(買いオペ)とは?簡単に説明

安倍政権では買いオペレーションをやっていました。

買いオペレーションというのは日本銀行が市中銀行から
手形とか債券を買ってお金を支払うことをいいます。

買いオペレーションとは

日本銀行が手形や債券を買うからお金(貨幣)を支払うのは当たり前ですね。
そして日本銀行が支払ったお金は私たち個人や企業に利用されます。

たとえば、あなたが結婚したら一戸建ての家を購入するかもしれません。
一括払いできる人は少ないので、たいてい市中銀行(みずほ銀行)などに行って
融資を受けることになるでしょう。

このとき受ける融資(お金)は日本銀行から
流れてきていたりします。

これが買いオペレーションです。

あと、たまに買いオペレーションと一緒に
『異次元の金融緩和』という言葉が登場したりします。

異次元の金融緩和ってどういう意味でしょう?

スポンサードリンク




異次元の金融緩和とは?簡単に説明

異次元の金融緩和ってどういう意味でしょう?
異次元というのは『そこまでやるか!』みたいなイメージです。

買いオペレーションとは

本来買いオペレーションとか売りオペレーションで
売買の対象になるのは手形とか債券です。

たとえば、みずほ銀行などが持っている手形や債券を日本銀行が買って
お金を支払うというのが買いオペレーションです。

この買いオペレーションを異常なくらい繰り返すと
市中銀行の手元に手形や債券がなくなってきます。
ひたすら日本銀行が手形や債券を買うからです。

ただその分、市中銀行はお金をたくさん持っています。
ところでここまで、手形とか債券を日本銀行が買うみたいな話を
ずっと続けてきましたね。

勘のいい方なら気づいたかもしれません。
株式が入っていませんね。

日本銀行は『原則として』株式の売買をやってはいけないからです。
原則的に日本銀行は株の売買ができませんが例外的に
できるケースもあります。

現在は例外的に日本銀行が株の売買をすることが認められているんですね。
これが異次元の金融緩和です。

市中銀行が持っている手形や債券に加えて株式を入れて
どんどん日本銀行が買って、お金を支払っているんです。

だから市中銀行はものすごくお金がたまっていて
これが私たち個人や企業に行けば景気がよくなるでしょう。
でも、新型の感染症の影響でうまくお金がまわっていないのが現状です。

以上で解説を終わります。