今回の記事ではフーコーの『狂気の歴史』について
わかりやすく解説していきます。
フーコーの狂気の歴史とは?
フーコーは狂気に注目しました。
たとえば、弥生時代の卑弥呼は神のお告げを住民に知らせていたそうです。
ただもし、令和2年現在に卑弥呼が存在していて
「お主らに神のお告げを伝えよう」と言われても、
「なに言ってんだよコイツ」みたいな感じで無視されて終わりでしょう。
あるいは、私が「昨日、地底人と遊んできたんだけど、
何をして遊んだか知りたい?」って言ったら
「お前何言ってんの?大丈夫?」みたいな扱いを受けるでしょう。
でも昔だったら卑弥呼のように
「この人は神様なのかもしれない」みたいに
尊敬された可能性があります。
ところが近代に入ると理性的であることや合理的であることが
重視される時代になります。
「お前の言っていることは、論理的でない。
論理が破綻している。嘘ばっかり言う信じられない人」みたいな感じで
いわゆる『狂気の人』として扱われるようになったんです。
以上がフーコーの狂気の歴史です。