今回の記事では外形標準課税とはどういう税金なのか、わかりやすく解説していきます。
外形標準課税とは?

まず、外形標準課税事業税は事業税と関係しています。
そして
事業税には
・個人事業税
・法人事業税
の2つがあります。
そして外形標準課税制度は法人事業税関連で
平成16年度に導入されています。
外形標準課税制度ができるまで
所得がマイナス(赤字)になると、法人事業税を納めなくてよかったのです。
でも、赤字であってもその法人が存在する場所の道路などを利用します。
たとえばその法人がタクシーの会社だったら
タクシーはその市区町村の道路を利用して収益を上げているわけです。
ということは道路を使わないことはないはず。
道路という公共財は赤字の会社だって使用します。
だから赤字の会社でも税金を納めるべきだとなり、
平成16年度から資本金1億円超の大きい会社は赤字であっても
法人事業税を納めないといけなくなりました。
この資本金1億円超の大きな会社はいくら赤字でも道路などを利用することは間違いないので
法人事業税を納めないといけないというのが外形標準課税です。
以上で解説を終わります。