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一般知識

サムナーの外集団と内集団についてわかりやすく解説

サムナー 外集団 内集団




この記事をご覧のあなたは『内集団』とか『外集団』という言葉に
興味があるのだと思います。

外集団、内集団という考え方は
ビジネスをやっていくためにも
学校などで人間関係を良好に保つためにも役に立つと思います。

この内集団、外集団という考え方はサムナーという社会学者によるものです。

今回はサムナーの外集団と内集団についてわかりやすく解説していきたいと思うのですが、
こちらの方、すごくうまくまとめていますね。

それでは以下、詳しく解説していきます。

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サムナーの外集団と内集団とは?

サムナーの内集団と外集団を一言でまとめると、
自分の仲間と思えるか、思えないか」の区別になります。

別の表現をすると『自分たち(We)』と『彼ら(They)』の区別です。
まるで、私たちの家族や親しい友達が『自分たち』に当たる内集団で、
見知らぬ人やあまり親しくない人が『彼ら』としての外集団になるようなものです。
つまり、内集団は私たちが属していると感じるグループ、
外集団はそれ以外の人々のグループと言えますね。
このように、私たちは日々、無意識のうちに、
人々を『自分たち』と『彼ら』のグループに分けているわけです。

わかりやすくまとめると

・内集団というのは『We』で表現されるようなグループ
・外集団というのは『They』で表現されるようなグループ

になります。

サムナーの外集団と内集団の具体例

サムナーの内集団と外集団について考える時、
これをお料理教室の参加者たちにたとえてみましょう。
内集団は、あなたが所属しているお料理教室のメンバーのようなものです。
これらのメンバーは『私たち』、
つまりはあなたが親しく感じ、信頼しているグループです。
一方で、外集団は、別のお料理教室のメンバーのような存在で、
彼らは『彼ら』、つまりはあなたにとってあまり親しくない、
または知らないグループになります。

つまり、内集団は私たちが属していて、
自分たちの一部と感じる人々の集まりであり、
外集団はそれ以外の人々を指すと言えますね。

ただ、どこまでが内集団になるのか?というのは
その都度その都度の問題関心によって変わってきます。

高校サッカー

たとえば高校サッカーで考えてみましょうか。
予選会のときには自分の出身高校を応援すると思います。

そのときには自分の出身高校の人たちが内集団(We,私たち、俺たち)に該当します。
対戦相手の高校は外集団(They,彼ら、奴ら)です。

もし自分の出身校が予選で負けたとしましょう。
で、全国サッカー大会が始まりました。

すると、自分の出身の都道府県の代表を応援するでしょう。
となると、あなたの出身の都道府県民が内集団になるわけですね。
逆にあなたの出身都道府県以外の都道府県民は外集団(奴ら)に該当します。

次に全国大会優勝を果たし、仮に世界で対戦することになったら
日本全体が内集団になります。
外国の方々は外集団になります。

こんな感じでそのときどきの興味関心によって線引きが変わってきます。
ここまで自分の母校、自分の出身地、日本みたいにいろんな集団を
例にしてきましたが、いずれもそれなりのまとまりがある組織集団です。

以上から、なんとなくわかっていただけたと思いますが、
内集団には愛着とか、「自分のこの組織に所属しているんだ」
と仲間意識で会ったりポジティブな感情が生まれやすいと思います。

でも外集団に対してはサッカーみたいなスポーツだと
少なくとも「あの敵を倒せ!」みたいに敵対心や対抗心などの
ネガティブな感情が生まれやすいという特徴があります。

以上で解説を終わります。