この記事をご覧のあなたは『内集団』とか『外集団』という言葉に
興味があるのだと思います。
外集団、内集団という考え方は
ビジネスをやっていくためにも
学校などで人間関係を良好に保つためにも役に立つと思います。
この内集団、外集団という考え方はサムナーという社会学者によるものです。
今回はサムナーの外集団と内集団についてわかりやすく解説していきたいと思うのですが、
こちらの方、すごくうまくまとめていますね。
家と違って外は寒いなー
[サムナー(寒いなー)は、帰属意識をもつ内集団(家=うち=内) と 敵意をもつ外集団とに区別した。
寒いなーには、外集団には愛情がなくて冷たいという意味も込めてます]— しゃしごろう(社士国試対策語呂bot) (@shashigoro) October 29, 2020
それでは以下、詳しく解説していきます。
サムナーの外集団と内集団とは?
サムナーの内集団と外集団を一言でまとめると、
「自分の仲間と思えるか、思えないか」の区別になります。
・内集団というのは『We』で表現されるようなグループ
・外集団というのは『They』で表現されるようなグループ
になります。
ただ、どこまでが内集団になるのか?というのは
その都度その都度の問題関心によって変わってきます。

たとえば高校サッカーで考えてみましょうか。
予選会のときには自分の出身高校を応援すると思います。
そのときには自分の出身高校の人たちが内集団(We,私たち、俺たち)に該当します。
対戦相手の高校は外集団(They,彼ら、奴ら)です。
もし自分の出身校が予選で負けたとしましょう。
で、全国サッカー大会が始まりました。
すると、自分の出身の都道府県の代表を応援するでしょう。
となると、あなたの出身の都道府県民が内集団になるわけですね。
逆にあなたの出身都道府県以外の都道府県民は外集団(奴ら)に該当します。
次に全国大会優勝を果たし、仮に世界で対戦することになったら
日本全体が内集団になります。
外国の方々は外集団になります。
こんな感じでそのときどきの興味関心によって線引きが変わってきます。
ここまで自分の母校、自分の出身地、日本みたいにいろんな集団を
例にしてきましたが、いずれもそれなりのまとまりがある組織集団です。
以上から、なんとなくわかっていただけたと思いますが、
内集団には愛着とか、「自分のこの組織に所属しているんだ」
と仲間意識で会ったりポジティブな感情が生まれやすいと思います。
でも外集団に対してはサッカーみたいなスポーツだと
少なくとも「あの敵を倒せ!」みたいに敵対心や対抗心などの
ネガティブな感情が生まれやすいという特徴があります。
以上で解説を終わります。