この記事では労働運動についてわかりやすく解説していきます。
労働運動とは?わかりやすく説明
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労働運動とは労働者が自ら社会的な地位を向上させ、
権利を拡充しようとする運動のことです。
上記定義を前提に労働運動について考えてみましょう。
例えば資本主義社会がまだ未発達のような状況の中で
労働運動というのは社会主義革命、プロレタリア革命と結びついていました。
資本主義社会の中で労働者が置かれた状況というのは
ものすごく劣悪な状況でした。
ということは労働運動というのは労働者が自らの社会的な地位を向上させ、
権利を拡充しようとするわけですから、
資本主義の体制の中では「自分たちは働いても働いても我が暮らし楽にならず」
という状況だったわけです。
そういう状況だったから初期の労働運動というのは
体制をひっくり返すためのプロレタリア革命と結びついていたということです。
ところが資本主義がどんどん発展して
豊かな社会を迎えるようになり
「プロレタリア革命を起こさなくてもよい」
というふうに労働者が考えるようになっていきました。
資本主義の体制の中でも
自分たちの社会的な地位を向上させて権利を拡充する道はあるということです。
必ずしも成熟した社会の中では革命を起こす必要はないということ。
労働者の人たちも安定志向なのです。
豊かさというのを自ら放り投げるようなことはしません。
既存の豊かさを前提にしながら、
今の社会の中で自分たちがますます豊かになれる、
権利を拡充させるような動きをやればそれでいいというふうに
考え方を展開させているということです。
最後にまとめますと
労働運動とは労働者が自ら社会的な地位を向上させて
権利を拡充しようとする運動のことです。
以上、参考になったようでしたらうれしいです。