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1次試験

GDPデフレーターの求め方について例題を使って解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

前回の記事でパーシェ指数やラスパイレス指数の求め方について
解説しました。
ラスパイレス指数の計算方法についてわかりやすく解説
パーシェ指数の計算方法をわかりやすく解説

今回もGDPデフレーターの数値を求める方法について
解説していきたいと思います。

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GDPデフレーターの求め方

GDPデフレーターの求め方について
理解するために、例題を一緒に解いていきましょう。

例題

A国のマクロ経済は、牛肉と牛乳のみから成り立っており、
それらの2001年(基準年)と2018年における生産量と価格は
以下の表の通りである。

このとき、パーシェ指数を用いて計算した場合の2001年(基準年)に対する2018年のGDPデフレーターの数値(指数)はいくらか。

gdpデフレーターの求め方

ではまず、パーシェ指数(GDPデフレーター)求めていきましょう。

パーシェ指数と言うのは新しい年(比較年)の数量を考えます。
なので2018年の牛肉30トンと牛乳15トンを前提に考えます。

まず、比較年(新しい年)の数字を入れていきましょう。

GDPデフレーター

となりますね。

で、基準年の価格を分母に比較年の価格を分子に入れましょう。

パーシェ指数

それから、パーシェ指数を%にしたいので×100倍して計算すると

パーシェ指数

約123%となりました。

よってGDPデフレーター(パーシェ指数)は123%とわかりましたね。
だから23%物価が上がったってことですね。