1次試験

予定配賦額の求め方




前回の記事で予定配賦率とは何か、
そして予定配賦率の求め方について解説しました。
予定配賦率とは?求め方についてもわかりやすく解説

予定配賦率の式はこちらです。

予定配賦率の求め方

では予定配賦額はどうやって求めるのでしょう?

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予定配賦額の求め方(式)

予定配賦額の式は

予定配賦額=予定配賦率×実際操業度

です。

注意してほしいのは『実際』操業度を使っている点です。
つまり実際の時間などをかけるんですね。

今までだったら実際配賦率×実際操業度でした。
それが、実際配賦率が予定配賦率に置き換わっただけです。

で、予定配賦率自体は会計期間の最初、
1月1日などに決めておき、1年間使います。

たとえば2月10日に製品が完成したとしましょう。
そして製品を販売したあと、すぐに請求書を書くことができます。
予定配賦率が決まっているし
その製品を作るのに、何時間作業したかの集計(実際操業度)はすぐにできるからです。

だから予定配賦率×実際操業度という計算が簡単にできるんです。

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予定配賦額の求め方(例題)

では一緒に例題を解いていきましょう。
まず予定配賦率を求めます。

例題1

年度の初めに1年間の直接作業時間(基準操業度)を2,000時間、
1年間の製造間接費予算額を80,000円と見積もりました。
製造間接費の予定配賦率を計算してください。

予定配賦率は
予定配賦率の求め方
でしたね。

なので、80,000円÷2,000時間=@40円
となります。@40円が予定配賦率です。

ここで注意点ですが
この予定配賦率の@40円というのは
帳簿には書きません。
知っておいてください。

予定配賦率がわかったので
予定配賦額を求めていきましょう。

例題2

製造間接費は直接作業時間(NO101は50時間、NO102は30時間)を基準として
各製造指図書に予定配賦します(予定配賦率は@40円とします)。
製造間接費の予定配賦額を計算してください。

ここで

予定配賦額の式は

予定配賦額=予定配賦率×実際操業度

でしたね。

なので、NO101の予定配賦額は
@40円×50時間=2,000円

MO102の予定配賦額は
@40円×30時間=1,200円

となります。

なので、合計すると
2,000円+1,200円=3,200円
となります。

これを仕訳してみましょう。

(借方)仕掛品3,200円/(貸方)製造間接費3,200円
となります。

これは実際配賦のときと同じ仕訳になります。
金額だけが違います。

この3,200円は帳簿に記載されます。

次に予定配賦額と実際発生額の差額が
後になってわかるのですが、
この差額を製造間接費配賦差異といいます。

製造間接費配賦差異の仕訳については
次の記事で解説していきます。
製造間接費配賦差異の仕訳手順